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中世ヨーロッパの農村世界 世界史リブレット24
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中世ヨーロッパの農村世界 世界史リブレット24

堀越宏一(著者)

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中世ヨーロッパの農村世界 世界史リブレット24

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 山川出版社
発売年月日 1997/05/25
JAN 9784634342408

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商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2024/06/28

とにかく言えるのは、単にヨーロッパと言えど地方によって農村のあり方や発展の仕方は全く異なっていたということ。領主制ひとつとっても、統一権力を欠いたドイツでは発展したけど、国王権力が強力だったイングランドでは弱体だったようだ。

Posted by ブクログ

2023/09/29

10世紀から16世紀くらいまでをざっとポイント抑えて解説した本。 薄いし文字もデカいので3時間くらいで読める。 一連の農業革命、世代をまたぐ気候の大変動、賦役からの貢租による人口増加、そして先進的な農業システムの発明。ここらへんを掘り下げて、時には具体的な数字を示しつつダイジェ...

10世紀から16世紀くらいまでをざっとポイント抑えて解説した本。 薄いし文字もデカいので3時間くらいで読める。 一連の農業革命、世代をまたぐ気候の大変動、賦役からの貢租による人口増加、そして先進的な農業システムの発明。ここらへんを掘り下げて、時には具体的な数字を示しつつダイジェストで教えてくれる。 ちくまの『中世の窓から』と併読していたが、都市民のように複雑な規則やコミュニティに縛られない代わりに、文化的でなく被支配的な哀れな農奴という印象を強く受けた。 というのも、本書は彼らがおかれた状況を綴るのみで、土着的な信仰や気晴らしは何だったかなどの具体的な生活模様が書かれていないせいだろう。 人格や人間性が伺えそうな記述はほぼない。 それが垣間見えるのは最後も最後。農民戦争に身を投じ、彼らの指導者となったミュンツァーが平等社会を声高に唱えるその背後で――農民たちが求めたのは「古き良き法」であったと書かれた箇所。すなわち、200年前に締結された領主との法規。 深い思慮と高水準の教育の末に掲げられた改革の御旗に群れてその実、"素朴"な農民たちの原動力が懐古と保守であったというのは何とも皮肉。 のちにミュンツァーの元には離反者も現れ、果たして斬首という結末を迎えることになったという。 詳細な生活様式が分からないのは、まあ前書きを読めばわかる。 他には……14世紀のヨーロッパといえばペスト流行が真っ先に浮かぶが、人口激減の原因には飢饉・戦争・貨幣悪鋳など多くの布石があったことなど。寡聞な身としては得た知識の多い本でした。

Posted by ブクログ

2018/02/09

意外にそこまで「肉を食って暮らしてました!」とかいう文化じゃなかったんだ、というような目からウロコ的な発見があったのはよかったです。

Posted by ブクログ

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