1,800円以上の注文で送料無料

倫理学で歴史を読む 21世紀が人類に問いかけるもの
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1215-02-12

倫理学で歴史を読む 21世紀が人類に問いかけるもの

加藤尚武(著者)

追加する に追加する

倫理学で歴史を読む 21世紀が人類に問いかけるもの

定価 ¥1,602

110 定価より1,492円(93%)おトク

獲得ポイント1P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 清流出版/
発売年月日 1996/04/15
JAN 9784916028259

倫理学で歴史を読む

¥110

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2015/12/07

応用倫理学や環境倫理学を日本に紹介した著者が、現代の社会が直面するさまざまな問題を、倫理学の観点からエッセイのかたちで論じた本です。全体を通して、倫理学という学問が極めてアクチュアルな問題にかかわっていくことができるということに強く印象づけられました。 多くの論点が示されている...

応用倫理学や環境倫理学を日本に紹介した著者が、現代の社会が直面するさまざまな問題を、倫理学の観点からエッセイのかたちで論じた本です。全体を通して、倫理学という学問が極めてアクチュアルな問題にかかわっていくことができるということに強く印象づけられました。 多くの論点が示されているのですが、一つ気になったのは、オウム真理教事件に寄せて書かれた文章の中で、「私は、科学者の卵がオウム真理教の信者になったということの背景に、パラダイム相対主義という背景が存在したのではないかと思っている」と述べられていることです。これに対しては、トマス・クーンなどのいわゆる「新しい科学哲学」の紹介者のなかでももっとも信頼の置ける科学哲学者である野家啓一が反論をおこない、むしろ科学の社会的背景についての無知が、オウム真理教の暴走を生んだのではないかと論じていたのを記憶しています。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す