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あばれはっちゃく 山中恒よみもの文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 理論社 |
発売年月日 | 1996/07/04 |
JAN | 9784652021545 |
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あばれはっちゃく
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あばれはっちゃく
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
悲鳴のセリフが多かったが、そのバリエーションは少なく「ギャーオ」などのワンパターンである。章を重ねるごとに登場人物が増えてくるため、各章は独立しているようにみえて実は途中から読んだりすると、「この人誰?」となってしまうと思われる。
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登場人物が多すぎてちょっとこんがらがった。あばれはっちゃくみたいにはなりたくないなと思った。だってスカートめくりはできない。。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
KiKi の子供時代、腕白坊主が主人公の物語っていうのはどうも苦手でした。 どちらかと言うと優等生で大人好きのする子供だった KiKi にとって、男の子の「男の子らしさ」みたいなものは好感が持てるような類のものではなく(どちらかと言うと鬱陶しかった ^^;)、恐らくクラスメートにはっちゃくみたいな子がいたら、できるだけ関わらないでいようとしちゃったように思います。 でも月日の流れというのは恐ろしい(?)もので、昔だったらどちらかというと「関わらないようにしよう」と思っちゃっていたような子が今の KiKi には微笑ましくてたまらない・・・・・(笑)。 勉強ができないところも、いつもいたずらばかりしているようなところも、時に泥だらけ鼻水だらけという決して美しいとは言えないような風貌も、頭のてっぺんにあるはげに至るまで「可愛いなぁ」と思うのですよ。 子供時代には見えなかった(というより見ようとしなかった)、はっちゃくの奥底にある優しさ、正義感みたいなものがしみじみと感じられるようになったっていうことなんでしょうねぇ。 はっちゃくがかっこいいのは弱い者いじめをしないところです。 1970年代に書かれた作品なだけに、長太郎(はっちゃく)のあらゆる言動のモチベーションの源であるヒロイン、宮村ヒトミちゃんとの妄想に「ちゅう(チュウ);要するにキス」という言葉が続出したり、でべそと言う言葉(状態?)にちょっと拘りがあったり、万博な~んていう懐かしいイベントの名前が出てきたりと、ちょっと今っぽさには欠ける物語だとは思うけれど、KiKi にしてみればこれらは全て子供時代の現実世界であって、ちょっと甘酸っぱい懐かしさみたいなものを感じました。 この本の表紙の絵がまたいいですよね~。 もうちょっと古い時代であればはっちゃくの足元は下駄だったんじゃないかと思うけど、このズック靴を彷彿とさせる足元といい、短パンといい、ランドセルの脇にさした竹の物差しといい、いがぐり頭といい、古き良き時代の小学生そのものという感じがします。 もう1つこの物語を読んでいて楽しかったのは各章のサブ・タイトルなんですよ。 すべてのサブタイトルが「○○作戦」となっていて、このネーミングの精神が何ともあの時代を象徴していると思うんです。 ま、「○○作戦」な~んていうカッコつけた名前が必要なような用意周到・準備万端整ったいたずらは皆無なんですけど(どちらかというといきあたりばったりという感じ)、それでもお山の大将としてはちゃんと作戦名を名づけずにはいられないんですよね~。 子供らしい毒とも呼べないような毒に満ちたこの物語。 昨今の引き篭もり系のゲームばっかりやっているような「おとなしい子供(特に男の子)」には是非読んで頂きたいと思うのですが、こういう男の子はイマドキ受け入れられるのかなぁ?? 今の KiKi ならこういう男の子がいたら迷うことなくチュウしてあげちゃうんだけどなぁ・・・・・(笑)
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