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モンゴル帝国の興亡(下) 世界経営の時代-世界経営の時代 講談社現代新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1996/06/20 |
JAN | 9784061493070 |
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モンゴル帝国の興亡(下)
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南宋を倒して、イスラ…
南宋を倒して、イスラムと結んだモンゴル帝国は、陸と海を結ぶ壮大な軍事・行政・経済の流通ネットワークを作り上げる。しかしそこには、内紛、天災、新興勢力の陰が…。巨大になりすぎた国家が迎えた結末とは?クビライ・カンの治世から、モンゴル帝国の崩壊、そしてその後。
文庫OFF
「率直に言って、大元ウルスにとって、明は出来の悪い相続人であった。モンゴル時代、特にクビライ時代以後に芽ばえ、出現した多くのものを、明帝国は台無しにした。そしてその結果、世界史と人類史において東と西の力の逆転、西欧による東方と世界への侵略という、二つの重要な大転回を、無意識のうち...
「率直に言って、大元ウルスにとって、明は出来の悪い相続人であった。モンゴル時代、特にクビライ時代以後に芽ばえ、出現した多くのものを、明帝国は台無しにした。そしてその結果、世界史と人類史において東と西の力の逆転、西欧による東方と世界への侵略という、二つの重要な大転回を、無意識のうちに惹き起こした。明朝という政権は、ひどく『うしろ向き』の存在であった。」 モンゴルが現れる前と後とで、中華帝国のみならず、世界の国家や民族のあり方にも大きな違いがみられる、というのは、本書で何度も実例つきで述べられているところで、単にモンゴルの歴史を追うだけでなく、それが世界にいかなる影響を及ぼしたかと絡めて書かれていて大変勉強になった。 その中でも個人的に気になったのは最近ウクライナへの侵攻で何かとホットなロシア。ロシア聯邦とロシア帝国の根源を調べようと思って新書を漁ってみたことがあったが、知りたい情報がなく、それが本書の地図をみていると、ロシアがモンゴルの支配下にすっぽり収まっていて、ロシアどこ行ったと一人で不思議だった。モンゴル出現以前のルースィーはとるにたらない存在で、モンゴル解体後にロシア帝国としてモンゴル領北部に拡大したらしい。しかも初めは東がその力点の向かうところで、西によっていくのはむしろ後のことらしく、中学校の時にロシアは欧州ではないと習ったのが妙に合点がいった。(それが理由か否かはさておき。) この本を読んでいて後半あたりからチラチラ頭に浮かんでいたのが高坂正堯の『国際政治』(中公新書)で、それによると、産業革命前後で国の規模、国力は明らかに差があるらしい。工業化の結果として労働者が政治に参加するようになると、国民という意識が生まれ、今までの搾取する者とされる者という対立関係でははかれなくなったという。 本書ではモンゴルの出現を境に世界の様相が変わったと説いている。『国際政治』の中で触れている世界の変わり方とは全く異なるが、どちらも大きな転機であったという意味で興味深く感じた。
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チンギスとクビライくらいは聞いたことある。ヨーロッパまで攻め込んで、嵐のようにやって来て嵐のように去って行った、みたいな話は読んだような。 いやはや、その間、その後にめちゃくちゃ権力闘争とか人間ドラマとかあるやん。こんなんもっと高校の世界史の教科書にでも載せてくれたらええのに。 ...
チンギスとクビライくらいは聞いたことある。ヨーロッパまで攻め込んで、嵐のようにやって来て嵐のように去って行った、みたいな話は読んだような。 いやはや、その間、その後にめちゃくちゃ権力闘争とか人間ドラマとかあるやん。こんなんもっと高校の世界史の教科書にでも載せてくれたらええのに。 この本以外にほぼ知識ないけど、著者のスタンスがアンチ漢民族にちょっと寄ってない?とは思いつつ。まぁ完全中立なんてあり得ないしそう言うものと思えばええねんけど。
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