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「オイディプース王」を読む 講談社学術文庫
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「オイディプース王」を読む 講談社学術文庫

川島重成(著者)

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「オイディプース王」を読む 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1996/12/10
JAN 9784061592599

「オイディプース王」を読む

¥825

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2025/05/04

文学の研究ってこういうことなんだろうなあ、なんかすごいなあ、という印象です。オイディプス王は一度だけ読んだことがあって、そのドラマ性に圧倒されましたが、本書のようにそれをさらに深堀して研究しているのに触れてみて、自分が読んだのがいかに表層的だったかと思わされました。私自身が文学研...

文学の研究ってこういうことなんだろうなあ、なんかすごいなあ、という印象です。オイディプス王は一度だけ読んだことがあって、そのドラマ性に圧倒されましたが、本書のようにそれをさらに深堀して研究しているのに触れてみて、自分が読んだのがいかに表層的だったかと思わされました。私自身が文学研究をさらに深堀するというのはできないとは思いますが、こういう世界があるということを知れて有益でした。【2025年3月28日読了】

Posted by ブクログ

2014/01/27

おいおいちょっと思想が飛躍しすぎなんじゃないかとも思いつつ、あんな特に長くもない戯曲をここまで読み解く根性と熱心さには感動したし、すごく参考になりました。

Posted by ブクログ

2004/09/25

 以前岩波文庫で「オイディプス王」を読み、なかなか面白かったので、注釈書を手に取ってみた。本書では悲劇「オイディプス王」を丁寧に読み解きつつ、従来とは違った作品イメージを創出しようと言う試みがなされている。どのような読みかえがなされるのかというと、すこし母親のイオカステーに注目し...

 以前岩波文庫で「オイディプス王」を読み、なかなか面白かったので、注釈書を手に取ってみた。本書では悲劇「オイディプス王」を丁寧に読み解きつつ、従来とは違った作品イメージを創出しようと言う試みがなされている。どのような読みかえがなされるのかというと、すこし母親のイオカステーに注目してみましょうよという読みで、イオカステーはオイディプースよりも早く真実に到達し、それを夫でもある息子から隠蔽しようともがいていると著者は主張する。本文を読んでいると確かに成立しそうで、興味深かった。  ソポクレスが「オイディプス王」を書いた時代(本書では紀元前5世紀と推定されている)、すでにこの物語は広くギリシア市民一般の知るところとなっていた。それ故に作品は、謎とその回答というプロットでありながら、謎の提示よりも、回答の遅延によって見るものを引きつけるという方法がとられている。自分が「オイディプス王」を読んだとき、それは読者に対する仕掛けとして機能していると思えたのだが、本書の読解によれば、それはオイディプスに向けられても機能しているようだ。って、当たり前の話だが、つまりこっちが想定した以上にということである。  著者はこれを運命に翻弄されるオイディプスの物語であると共に、子供のために神に逆らう母、イオカステーの物語としても捉えている。そしてあがけばあがくほど、神の定めた秩序が否応なく現出してくるという構成にアイロニーを見る。誰もが善意で行動しながら発生する悲劇は、そうしたアイロニーの効果によって時代を超える力を得たようだ。  大変面白かった。ので、「オイディプス王」を読み直してみようと思ったら、見あたらないのが残念。売ったのか、それとも実家に送ったのか。何にしても場所がないと言う理由で安易に本を始末するものではない。

Posted by ブクログ

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