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殺意
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殺意

乃南アサ(著者)

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殺意

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 1996/06/15
JAN 9784575232530

殺意

¥220

商品レビュー

2.3

4件のお客様レビュー

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2018/11/15

ある殺人犯の手記風フィクション。 旧友からの1本の電話により、旧友への殺意が芽生えた真垣徹。 芽生えた殺意は確実に真垣の中で育ち、三年間の時を経て開花し、冷静且つ粛々と犯行が行われた。 殺人の動機を語らない真垣は、裁判にて心理状態、精神鑑定、家庭環境など、あらゆる考察...

ある殺人犯の手記風フィクション。 旧友からの1本の電話により、旧友への殺意が芽生えた真垣徹。 芽生えた殺意は確実に真垣の中で育ち、三年間の時を経て開花し、冷静且つ粛々と犯行が行われた。 殺人の動機を語らない真垣は、裁判にて心理状態、精神鑑定、家庭環境など、あらゆる考察がなされるも、現状の枠の中では到底理解しがたい理由と、世を超越した思考をもつ真垣には無駄な時間だけが過ぎていくばかりであった。 収監された真垣は、刑務所で己の殺意について真意を見出していく。 ある殺人鬼が出来上がるまでのプロセスを描いているような怖さが感じられる。 医学がどんだけ進歩しても、人の心を100%解読し、裁判で量刑を決めるのは永遠に無理なことかもしれない。

Posted by ブクログ

2012/10/21

読み終えて、ただただぞっとする。 真垣徹の心のつぶやきがずーっと最後まで続く。 動機はない。あるのは殺意だけ。 きっかけはあるがそれはスイッチに過ぎず 衝動的でもない。 探ろうとしても難しい本でした。

Posted by ブクログ

2009/10/07

一本の電話、的場の何気ない一言によって蒔かれた殺意の種が3年間かけて花開く、それが一貫して真垣の一人称で語られる。 正直、しんどい。 話が行きつ戻りつ、またこのエピソード・・?と思うことがけっこうあった。 真垣の、冷静なようで理解しがたい精神構造にも辟易した。 殺人者として目覚め...

一本の電話、的場の何気ない一言によって蒔かれた殺意の種が3年間かけて花開く、それが一貫して真垣の一人称で語られる。 正直、しんどい。 話が行きつ戻りつ、またこのエピソード・・?と思うことがけっこうあった。 真垣の、冷静なようで理解しがたい精神構造にも辟易した。 殺人者として目覚めるラストにはぞっとする。 でも今まで読んだ乃南アサの作品の中では一番好きじゃない。

Posted by ブクログ

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