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太陽と月に背いて 徳間文庫
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太陽と月に背いて 徳間文庫

クリストファー・ハンプトン(著者), 黒田邦雄(訳者)

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太陽と月に背いて 徳間文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店/
発売年月日 1996/09/15
JAN 9784198905699

太陽と月に背いて

¥220

商品レビュー

3.8

8件のお客様レビュー

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2010/05/28

詩人ランボーの人生を…

詩人ランボーの人生を描いてます。まだあんなにビッグになる前の、レオナルドディカプリオで映画化もされています。 天才詩人ランボーの決して幸せとはいえなかった生涯が、美しく悲しく描写されています

文庫OFF

2024/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

好きすぎて以下に語りすぎたので、まず小説の感想を述べます。映画にくらべて小説では心理描写をかなり丁寧に描いてくれているのが、わかりやすかったです。三人称で淡々と描かれていますが内容は盛りだくさんなので読みごたえがありました。 以下、語ります ↓ ↓ はじめてこの作品に触れたのは25年ほど前。当時中学生(そしてBL大好きな腐女子の盛り)だった私はレンタルビデオ屋でこのタイトルと目があって借りたのですが、二人の詩人の破滅的な激しい愛に惹かれて、なによりあのラストシーンが最高すぎて、好きな作品のひとつになりました。とはいえ、まだ十代の未熟な精神状態でこの作品をどこまで理解していたかといえば、「なんかうまく説明できないけどエモい」的な感想しか述べられませんでしたが。 自分が二十歳くらいになった時に再鑑賞して、詩人の業というか、こういうふうにしか生きられない二人だからこそ愛憎紙一重でずるずる離れられなかったんだなぁ、と中学時代よりは理解できるようになり、さらにエモくなりました。永遠を求めたランボー、ランボーに手が届かなかったヴェルレーヌ。それにしてもディカプリオの演技は神すぎる、やっぱりラストシーンはせつなすぎるぞランボー…!! てな具合で中古でビデオとパンフレットとこちらの原作小説を購入し、世界にどっぷり浸っていました。 あれから私も歳を重ねてランボーの享年を越した今、久しぶりに原作小説を再読したわけですが…、いやしかしヴェルレーヌがクズすぎる。女房かランボーかはっきりせぃ! そらランボーもうんざりするわ! とこの煮えきらない男に呆れながら読みました(笑)(20年前は二人の愛がせつなくて涙してたのに笑)でもやっぱり良かった。深かった。 ランボーはランボーの人生をいきたし、そこにはイザベルが話すとおり愛も夢もなくヴェルレーヌのことも若気の至りくらいにしか思っていなかったかも知れません。そしてラストシーンでヴェルレーヌが見たランボーの幻影は、ヴェルレーヌが夢見たランボーにすぎないし、ヴェルレーヌ自身もそれが自分のロマンチスト体質が見せた幻影だと自覚していたかもしれません。でも二人は架空じゃなく史実として、蜜月を過ごした時期がありました。そこで繰り広げられた人間劇は、きっと、きれいにまとまった物語ではなくて、この小説に描かれているようにくだらない痴情のもつれが繰り返されていたんだろうけど、だからこそ、リアルに迫ってくるものがあって、唸らせられました。やっぱり好きです、この作品。セリフがいちいち良いんですね、特にランボーのセリフが。 で、何が一番悲しいって、ビデオ再生デッキを持たなくなったから、持っているビデオを観れなくなったことですよ……。

Posted by ブクログ

2017/02/16

詩人ランボーとヴェルレーヌの破滅的な愛。 まっすぐに何かを求め進むランボーと平穏を好むヴェルレーヌの相反しているけれども惹かれあっていくのは風と木の詩のジルベールとセルジュを思い出させる。 太陽が欲しい!と言ったランボーの欲しかったものは永遠。

Posted by ブクログ

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