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宗教と詩の源泉
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宗教と詩の源泉

大峯顕(著者)

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宗教と詩の源泉

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法蔵館/
発売年月日 1996/05/30
JAN 9784831880765

宗教と詩の源泉

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2020/04/25

宗教と詩について著者が哲学的考察を展開している論文集です。 本書は二部構成になっており、第一部では西田幾多郎の哲学と宗教にかんする議論についての研究論文が収録されています。西田の場所の思想について詳細な検討が加えられており、「悲哀」を哲学の出発点とした西田の思想の根底にせまろう...

宗教と詩について著者が哲学的考察を展開している論文集です。 本書は二部構成になっており、第一部では西田幾多郎の哲学と宗教にかんする議論についての研究論文が収録されています。西田の場所の思想について詳細な検討が加えられており、「悲哀」を哲学の出発点とした西田の思想の根底にせまろうとしています。また、西田哲学と親鸞の思想との関係を解明し、絶対者と人との「逆対応」を名号のうちに見いだそうとする彼の議論の宗教哲学的意義についても論じられています。そのほか、漱石の俳句と西田の短歌を手がかりに、両者の思想における「思索」と「詩作」の関係について考察をおこなった章もあります。 第二部は、やや多様な内容を含んでいます。具体的には、宗教哲学者である西谷啓治の「空」の思想について検討をおこなった章や、シェリングなどの哲学者の議論を踏まえながら西行および芭蕉の作品を読み解く試みをおこなった章などがあります。 いずれも宗教と詩を主題としている論文であり、まとまりがないというわけではないのですが、個別的なテーマをつらぬく著者自身の宗教哲学的立場についてくわしいことがわからないため、やや難解に感じられたところがすくなくありませんでした。

Posted by ブクログ

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