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源氏供養(上) 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論社 |
発売年月日 | 1996/11/16 |
JAN | 9784122027343 |
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源氏供養(上)
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源氏供養(上)
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商品レビュー
4.7
5件のお客様レビュー
とても細かい内容が、 思いついた順に書かれているという感じで、 なかなかすっきりと理解できないのだけれど、 でも、とても示唆に富んでいて、面白かった。 特に、桐壺の更衣と死別した時の桐壺帝の年齢が18歳 この推定には驚いた。 なんとなく、中年の桐壺帝を想像していたので。 こんな...
とても細かい内容が、 思いついた順に書かれているという感じで、 なかなかすっきりと理解できないのだけれど、 でも、とても示唆に富んでいて、面白かった。 特に、桐壺の更衣と死別した時の桐壺帝の年齢が18歳 この推定には驚いた。 なんとなく、中年の桐壺帝を想像していたので。 こんなに若い青年だったなら、そして初恋だったなら、 あの取り乱し様も理解できる。 ちょうど、夕顔に溺れた光源氏のような状態のように。 そして、また「うるはしき姫君の日常」として 18畳の部屋に、2畳くらいのベッドがあり、 それだけが、高貴な姫君の生活空間、 というのも衝撃だった。 しかも、することは何もない。 退屈を紛らわすための娯楽などがあるだけ。 御簾ごしに眺める庭が外界のすべてで、 訪れる男君をただただ待つだけ。 末摘花は、教養もないので、訪問者はほぼなく、 貧乏なので、退屈しのぎにすることも限られ、 本当に終日ボ~~っと、待ち続けていたのだろう。 想像するのも恐ろしい日常だけれど 宮家の高貴な姫君だから、それを苦ともしなかった、 というか、そういうのが当たり前だったのかもしれない 本当に、平安時代って、びっくりさせられる。
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宇治十帖から退屈になったので、息抜きに読んだ。退屈な理由がわかった、まだ浮舟が出てきてない、これからだった。 行事のたびなぜ源氏や夕霧が非常に細々した指示を家司に出しているのかなど数々の不思議の回答もここに有。忠義は江戸以降の常識、この時代は美学はあってもモラルや気配りは無。出世...
宇治十帖から退屈になったので、息抜きに読んだ。退屈な理由がわかった、まだ浮舟が出てきてない、これからだった。 行事のたびなぜ源氏や夕霧が非常に細々した指示を家司に出しているのかなど数々の不思議の回答もここに有。忠義は江戸以降の常識、この時代は美学はあってもモラルや気配りは無。出世のためになれば家司という奉仕もするが、献身を約束してもそれで「やれ一安心」となったら平気でさぼる。 女房が女主の前でこれ見よがしの悪口を言うのも、女房も元は世間知らずの姫だから。女房は、教育をしてくれる後見を欠く姫の、生存手段でもあったから。 才女は貴重。 しかし傅かれる姫は存在することが仕事、ただただ退屈。
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橋本治といえば、古典文学や古典芸能など庶民には敷居の高いものをシンプルにわかりやすく教えてくれる、私にとっては、ありがたい啓蒙家の代表みたいな存在です。ですが、「源氏物語」についてはどうでしょう?例えば、込み入った系図からひと筋の線を見つけて絵ときする手並みはさすがですが、全般的...
橋本治といえば、古典文学や古典芸能など庶民には敷居の高いものをシンプルにわかりやすく教えてくれる、私にとっては、ありがたい啓蒙家の代表みたいな存在です。ですが、「源氏物語」についてはどうでしょう?例えば、込み入った系図からひと筋の線を見つけて絵ときする手並みはさすがですが、全般的には解釈がしっくりこない。続けて下巻を読みますが、大作「窯変源氏物語」の作家ではありますが、源氏読みとしてはいささか向いていない印象を受けました。
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