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不死の人 白水Uブックス114海外小説の誘惑
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商品詳細
内容紹介 | 内容:不死の人.死んだ男.神学者たち.戦士と囚われの女の物語.タデオ・イシドロ・クルスの生涯.エンマ・ツンツ.アステリオ-ンの家.もうひとつの死.ドイツ鎮魂曲.アヴェロエスの探求.ザ-ヒル.神の書跡.アベンハカ-ン・エル・ボハリ-おのれの迷宮にて死す.ふたりの王とふたつの迷宮.期待.敷居の上の男.アレフ.エピロ-グ. 解説 土岐恒二著 |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 1996/08/28 |
JAN | 9784560071144 |
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商品レビュー
4
11件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
勢いで★5つつけてしまったが、ちゃんと理解できたとは言いがたい。ボルヘスの幻想短編集。幻想と一概に言ってしまっていいものでもないように思う。 ボルヘスが作中で語るメタフィクション、SFのような作品もあり、時間を超えた2つの事件がつながることもあり、過去の実在の人物や作品の引用が奥深い印象を織りなすなど様々な現象が脈絡なく出てきたりつながったり。 引用される作品や人物は多彩で私の知識を遥かにこえているのだが、途中から知識・理解不足は気にしないことにした。その意味解釈はおそらくボルヘス流であって、にわかにネットで調べた解説などを追うよりも、ボルヘスの語りに没頭するほうが良い読書になると思ったから。 各編は語りに魔法をかけられ、浮かぶイメージが印象深くあとを引く、そんな感じ。楽しく不思議な読書体験であった。離れたふたつの時間がつながる、関係のないふたつの事件がつながる、二人の人物がいれかわっていた、語りの人が実は語られる人だった、などなど、一般的な幻想小説とは全く違った手法による。 これをマジックリアリズムというのだろうがこれまでに読んだ他のマジックリアリズムとも異なり、あっと思ったら魔法にかかってた、今度はいつかかるのだろうという期待を持つようになった。 各短編は全く関連がないようでやっぱり関連している。バラバラの時代や舞台なのに、いかにしてか。ボルヘスの術中にはまってしまった。 はじめて読んだが気になる作家だ。これからひとりボルヘス祭りを開催することにした。
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2008年12月12日~14日。 「伝奇集」の方がとっつきやすい印象がある。あるいは「伝奇集」よりも難解、漠然としている、といった感じか。 神学の心得があれば、また違う見方が出来るのかも知れない。 面白かった。 しかしそれは「判らない」苛立ちに対する甘味な諦念をも含...
2008年12月12日~14日。 「伝奇集」の方がとっつきやすい印象がある。あるいは「伝奇集」よりも難解、漠然としている、といった感じか。 神学の心得があれば、また違う見方が出来るのかも知れない。 面白かった。 しかしそれは「判らない」苛立ちに対する甘味な諦念をも含んでいる。
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アルゼンチンの作家、ホルへ・ルイス・ボルヘス著。17の短編が収録。 「伝奇集」よりはやや印象が薄い。 最も面白かったのは表題作の「不死の人」だった。ボルヘスにしては長い話で、30Pくらいある。内容的にはそこまで難解ではないのだが(その難解さがボルヘスの魅力とも言える)、砂漠...
アルゼンチンの作家、ホルへ・ルイス・ボルヘス著。17の短編が収録。 「伝奇集」よりはやや印象が薄い。 最も面白かったのは表題作の「不死の人」だった。ボルヘスにしては長い話で、30Pくらいある。内容的にはそこまで難解ではないのだが(その難解さがボルヘスの魅力とも言える)、砂漠の中の都の雰囲気がなんとも神話じみていて、心に残る。その他、「神学者たち」「アステリオーンの家」「アベンハカーン・エル・ボハリー おのれの迷宮にて死す」なども、神話・宗教じみていて興味深い。 また、「ザーヒル」「アレフ」あたりはまさにボルヘス節としか言いようのない観念的・哲学的な話で、さすがだと思った。 ただ、たまにボルヘスが書く、ならず者が出てくるような短編がどうにも私は好きになれない。結末が「普通」といった印象を抱いてしまう(あっさりした結末でも神話風だとオリジナリティーを感じるのだが)。この系統の話なら、他の作家の小説に、もっとスケールが大きくて奥深いものがある気がするのだ。
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