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ライオンと歩いた少年
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 徳間書店/ |
| 発売年月日 | 1996/02/29 |
| JAN | 9784198604479 |

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ライオンと歩いた少年
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
ロンドンからアフリカに引っ越すことが決まり、14歳の少年クリスは胸を高鳴らせる。タンザニアに着き、小型機で低空飛行しながら、クリスはアフリカの大自然に息をのむ。「想像をでっかくしてごらん。アフリカでは、何もかも大きいんだよ」(56) 大自然とそこで生きる動物たちの姿を眺めながら...
ロンドンからアフリカに引っ越すことが決まり、14歳の少年クリスは胸を高鳴らせる。タンザニアに着き、小型機で低空飛行しながら、クリスはアフリカの大自然に息をのむ。「想像をでっかくしてごらん。アフリカでは、何もかも大きいんだよ」(56) 大自然とそこで生きる動物たちの姿を眺めながら空の旅を楽しんでいたのも束の間、小型機はハゲワシの群れにつっこみ墜落してしまう。周りはだだっ広い草原。パイロットも父親も重傷を負い動けない。クリスだけが、みんなが生き残るための頼みの綱となってしまった。「あきらめるなよ。おまえがあきらめたら、おしまいだ。ひどい状況なのはわかっているが、起きてしまったことには立ち向かわないとな。」(83) クリスは、生き延びるために飛行機の残骸から役に立ちそうなものを拾い集める。だがそのとき、ライオンたちが目の前に現れるーー。生きるために旅に出る少年と、死に場所を求めて旅に出るライオン。決して触れ合うことはない、でも確かに心を通わせている少年とライオンが、200mの距離をあけながら互いを支え合うように歩く姿が心に残った。 少年、ライオン、動物思いな観光案内人マークの3視点から物語が進行し、最後の最後で3者が同じ場所にたどり着くという構成もすばらしかった。全体的に緊迫感がある筆致だが、マークたちの会話にはユーモアがあってくすっと笑ってしまう場面も。そうした緩急のつけ方も見事だと感じた。 アフリカや自然に興味がある子、動物好きな子、特に人間と動物の絆を描いた物語が好きな子にはぜひ勧めたい作品。
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生きる為に歩く少年と、死ぬ為に歩くライオン。 アフリカだとセンチメンタルやってる暇無いな。 生も死も剥き出しで、人間は丸裸だと他のどんな生き物より弱い。密猟者が襲われるのは因果応報。バチが当たったんだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公クリスは12歳で母を喪った。 悲しみに暮れる父を支えるために、クリスは大人になるしかなかった。 つまりそれは、とても孤独なことだった。 そんな生活を打破するために父がしたこと。 それはタンザニアに仕事を見つけて暮らすこと。 日本人の私が思うよりも、欧米の人たちのアフリカへのハードルは低いような気がする。 イギリスからだと物理的にもそれほど遠くないし(?)、海外で暮らすことの抵抗もあまりないのかな。 本を読んではアフリカを思い、父とふたり、わくわくとタンザニアに向かうクリス。 このあたりで、実はクリスはあまりアクティブな少年ではないことがわかる。 しかし彼と父が乗った飛行機が墜落する。 飛行機といっても、さほど高くはないところから落ちたようなので小型のセスナだと思う。 落ちた場所は野生動物の生息するサファリのなか。 クリスは、足を折って動けない父と虫の息のパイロットのために、飛行機から荷物を運び、薪を作り、日よけを作り…。 しかしライオンたちが彼らを狙っている。 クリスは決意する。 泣きそうに怖い事だけど、今、この現況で自分にしかできないこと、やるべきことをやらなければいけない。 助けを探しに行かなくては。 群れから見捨てられた老ライオンは、懐かしいあの場所へ帰ろうとする。 猛獣に追われる不安、自分の体力への不安、銃を持つ人間への恐怖と怒り。 いつしかクリスとライオンの間に、言葉にはできない心の交流が。 生と死が隣り合わせのサファリでクリスが体験したことは、ともすれば心が押しつぶされそうになるくらい、怖くてつらい出来事だったが、それを静かな筆致で綴る作者の姿勢に、自然への敬意を感じた。
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