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軌道通信 ハヤカワ文庫SF
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軌道通信 ハヤカワ文庫SF

ジョン・バーンズ(著者), 小野田和子(訳者)

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軌道通信 ハヤカワ文庫SF

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 1996/04/30
JAN 9784150111397

軌道通信

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商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2024/04/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

宇宙船に生まれ育った13歳の少女メルポメネー・マレイの視点から語られる、未来の宇宙社会を描いた作品です。彼女が住む「さまよえるオランダ船」は、小惑星を改造した宇宙船であり、地球とは異なる環境で育った人々の生活を綴っています。 冒頭、メルポメネーは、地球の同世代の生徒たちに向けて自分たちの生活を紹介します。読者は彼女の手記を通じて、宇宙船の日常や、そこでの時間の流れが地球とは異なることを知ることになります。 本書の魅力は、異なる環境で育った人々の理解と共感をテーマにしている点にあります。メルポメネーの日記は、宇宙船での生活がいかに独特であるか、そしてそれが彼女の人格形成にどのように影響を与えているかを示しています。彼女の視点から見た宇宙船内の教育システムや、7200人の乗員の中での彼女の役割といった具体的なエピソードは、地球しか知らない私たちに新たな視点を提供してくれます。 私が読んでいて感じたのは、著者が宇宙船という閉ざされた空間でのコミュニティ形成と、そこでの人間関係の複雑さを巧みに描き出していることです。また、メルポメネーの成長物語としても読むことができ、彼女が直面する様々な課題や、それを乗り越える過程が心に残ります。 宇宙船での生活がもたらす困難や喜び、そしてそこで育まれる人間関係の深さについて、本書は考えるきっかけを与えてくれる作品と言えます。私自身も、メルポメネーの物語を通じて、宇宙船での生活のリアリティと、そこで育つ人々の心の豊かさを感じ取ることができました。

Posted by ブクログ

2017/11/16

実は好きなんです、この手のジュブナイルSF(安出来でない、しっかりした物に限りますが)。 全編、主人公が先生に強いられて書かされている宇宙生活の紹介コンテスト用の自由作文(日記調)という形式で描かれます。 まあ、舞台は確かにSFで、極小重力を利用した様々なスポーツシーンが有っ...

実は好きなんです、この手のジュブナイルSF(安出来でない、しっかりした物に限りますが)。 全編、主人公が先生に強いられて書かされている宇宙生活の紹介コンテスト用の自由作文(日記調)という形式で描かれます。 まあ、舞台は確かにSFで、極小重力を利用した様々なスポーツシーンが有ったり、主人公とコンピュータの笑えるやり取りなどのシーンも多く出てきますが、主題は少年少女の「成長物語」なのでしょう。地球からの転校生のを契機に始まるいじめ、仲間割れ、そしてその解決と幼い恋。実はその裏には。。。。 飛びぬけて出来が良いとは言いませんが、楽しめる話でした。

Posted by ブクログ

2017/01/26

明るく楽しく読み易い 表紙   5点末弥 純 展開   6点1991年著作 文章   8点 内容 720点 合計 739点

Posted by ブクログ

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