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小説 出雲王朝挽歌
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 読売新聞社/ |
発売年月日 | 1996/02/18 |
JAN | 9784643960051 |
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小説 出雲王朝挽歌
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「死ぬまで此処にいてもいいし、明日にも此処を出て行ってもいい。それはお前の決めることだよ」 家を継ぐのは娘の役目。息子は、姉や妹の婿が来たら、居残って義理の兄弟に一生指図されるか、自分が婿になるために他所へ旅立つか、二つに一つ。十八歳になった『男』は腹違いの姉のことが好きだった...
「死ぬまで此処にいてもいいし、明日にも此処を出て行ってもいい。それはお前の決めることだよ」 家を継ぐのは娘の役目。息子は、姉や妹の婿が来たら、居残って義理の兄弟に一生指図されるか、自分が婿になるために他所へ旅立つか、二つに一つ。十八歳になった『男』は腹違いの姉のことが好きだった。だから、姉が婿を取ると聞いて、無性に腹立たしくなって吉備の国を出ることにした。 比婆の山々を越えて出雲にやってきた『男』は一人の少女に出会う。 「お告げが、そう言ったの。須佐の男が来る、須佐の男がお前を救う、って ――ねえ、須佐の男でしょう、あなた」 『男』が持っているのは、残りわずかな干し肉と、一振りの剣だけ。一生下男の地位に甘んじるよりは、死んだほうがましだ…。決断のとき。ゆっくりとうなずいて『男』はいった。 「そう。私は須佐之男だ」 八岐大蛇と呼ばれる八人の男達を倒した須佐之男は、女郷長たちに近づき、鉄を作り、うるしの技法を学び、周辺の国邑を手中におさめていく。 そして、息子・大国主の努力によって、出雲は戦いを知ることなく繁栄する。 強大な倭が服従を出雲に迫ったとき、大国主ら須佐之男の子供達のとった行動とは――
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記紀神話で言うところのヤマタノオロチ退治神話、国譲り神話を題材とした物語。婚姻、血縁関係が複雑なので、多少なりと日本神話に対する知識がないとしんどいかも。「神話」としてではなく、「出雲に生きた人々」に思いを巡らせることが出来ました。「出雲はいい国だ」(2005.05.29読了)
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