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渋沢栄一、パリ万博へ
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渋沢栄一、パリ万博へ

渋沢華子(著者)

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渋沢栄一、パリ万博へ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会/
発売年月日 1995/05/25
JAN 9784336037244

渋沢栄一、パリ万博へ

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2018/03/01

20180301読了 1995年発行。著者は渋沢栄一の孫(四男の娘)。日本が初めて参加した1867年のパリ万博は幕末の動乱期にさしかかろうという頃の開催だった。出品に関して幕府を出しぬいた薩摩藩側の話から、では出し抜かれた側はどうだったのか興味がわいて。●当時、幕府側は徳川慶喜の...

20180301読了 1995年発行。著者は渋沢栄一の孫(四男の娘)。日本が初めて参加した1867年のパリ万博は幕末の動乱期にさしかかろうという頃の開催だった。出品に関して幕府を出しぬいた薩摩藩側の話から、では出し抜かれた側はどうだったのか興味がわいて。●当時、幕府側は徳川慶喜の弟、徳川昭武14歳を筆頭にパリへ出向き、渋沢栄一も随行した。万博後、そのままフランスに留学した昭武に仕えて渋沢もパリで過ごす。この留学中に大政奉還がなされて帰国時はもう明治だったという。日本の皇太子として仮の屋形を構える一団だったとはいえ、欧州各国のトップとの社交や、幕府を支援したい(そして植民地化したい)フランス側との政治的なあれこれに直面する14歳。そして異国の地で金銭面の諸手続きを一手に担う渋沢の軌跡は、彼らのつけた日記を手がかりに知ることができる(昭武はなんとフランス語で日記をつけている)。●孫の目からみた渋沢の姿に始まって渋沢の生い立ちをたどる。フランスでの渋沢達の動向は、著者自らが実際にフランスを訪ね、彼らの泊まったホテルや訪ねた場所をめぐっていく。時代が大きく動く時期に、徳川家の関係者が海外にいたというのは運命のいたずらとしか言いようがないと思う。祖父の足跡をたどった旅行記としての側面もありつつ、時代の記録としてもおもしろく読める。●留学の諸費用について渋沢が詳細に記録を残しており、その資料も記載されているのだが、当時のままの文章であり、現代の通貨に換算したらどれくらいの金額になるのかいまいちピンとこないのが残念。

Posted by ブクログ

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