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凶区の爪 光文社文庫

竹本健治(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/
発売年月日 1995/02/20
JAN 9784334720032

凶区の爪

¥220

商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

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2010/05/28

天才少年、牧場智久が…

天才少年、牧場智久が活躍する本格ミステリです。

文庫OFF

2022/02/24

あとがきで作者も言うとおり、「横溝」風のミステリ。何故、死体は倉の壁に埋め込まれねばならなかったのか、というホワイダニットが中心で、それが解けると、犯人の見当もついてしまう。ただ、論理はそこまで緻密なものではなく、多少強引さも感じる。 ちなみに普通だったら、死人はもう一人出たはず...

あとがきで作者も言うとおり、「横溝」風のミステリ。何故、死体は倉の壁に埋め込まれねばならなかったのか、というホワイダニットが中心で、それが解けると、犯人の見当もついてしまう。ただ、論理はそこまで緻密なものではなく、多少強引さも感じる。 ちなみに普通だったら、死人はもう一人出たはず。それを巧みに回避したおかげで、結末は多少明るくなって終る。個人的にはこういうところが竹本ミステリのいちばんの美質。

Posted by ブクログ

2015/02/13

「牧場智久・武藤類子」シリーズの第1弾。 牧場智久(まきば・ともひさ)は、17歳にして史上最年少で本因坊を獲得するという、囲碁史に残る業績を打ち立てます。この試合の世話人となった地元の名士・四条早雲(しじょう・そううん)は、試合後、智久を自宅へと招待します。智久の取材をしている...

「牧場智久・武藤類子」シリーズの第1弾。 牧場智久(まきば・ともひさ)は、17歳にして史上最年少で本因坊を獲得するという、囲碁史に残る業績を打ち立てます。この試合の世話人となった地元の名士・四条早雲(しじょう・そううん)は、試合後、智久を自宅へと招待します。智久の取材をしている雑誌編集者の槇村征夫(まきむら・まさお)とその従妹で智久と同い年の武藤類子(むとう・るいこ)、カメラマンの相原達也(あいはら・たつや)たちも、智久とともに四条家を訪れることになります。 四条家では、山吹(やまぶき)、撫子(なでしこ)、桔梗(ききょう)という3人の姉妹が智久たちを歓待し、楽しい時を過ごします。しかし類子は、、最近になって早雲が妾筋の少年・石毛椿(いしげ・つばき)を家に呼び寄せたせいで、四条家の人間関係が複雑にもつれ合っていることを知ります。一歩智久は、試合の緊張から解放された反動なのか、熱を出して寝込んでしまいます。こうして図らずも四条家に滞在することになった類子たちですが、そこで奇妙な殺人事件が次々に起こります。 地元に伝わる呪いの伝説をなぞるかのように、四条家の土蔵でバラバラにされた死体が発見されたのを皮切りに、16年前に四条家から姿を消した安樹の死体が発見され、さらに石蕗、撫子が次々に殺害されます。そしてついに、ようやく病から回復した智久が、椿に間違えられて犯人におびき出されてしまいます。すんでのところで命拾いをした智久は、たちまちのうちに事件の真相を白日のもとにさらけ出します。 推理小説としての完成度と、キャラクターや物語の舞台の魅力が、うまく融合されています。

Posted by ブクログ

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