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田中角栄と「戦後」の精神 朝日文庫
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田中角栄と「戦後」の精神 朝日文庫

早野透(著者)

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田中角栄と「戦後」の精神 朝日文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社/
発売年月日 1995/03/01
JAN 9784022610713

田中角栄と「戦後」の精神

¥220

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2009/11/02

田中をしばしば襲った政治的危機を一再ならず救ったのは、結局新潟三区の指示だった。 自治省か郵政省は伴食大臣ということだったけれど、田中はここで電話とテレビに出会った。個人情報は電話で、マスはテレビでより速くより豊かに伝えるメディアは高度成長経済の水先案内人だった。新潟にもすぐ...

田中をしばしば襲った政治的危機を一再ならず救ったのは、結局新潟三区の指示だった。 自治省か郵政省は伴食大臣ということだったけれど、田中はここで電話とテレビに出会った。個人情報は電話で、マスはテレビでより速くより豊かに伝えるメディアは高度成長経済の水先案内人だった。新潟にもすぐに公衆電話が設置された。 田中に陳情する第一の意味は、できることと出来ないことの区分である。 田中はのちに建設省に巨大な影響力を築くが、それは田中が政界で出世、権力を握って、ただ上から支配しただけのもではない。それ以前から呑んだり食ったり驕ったり、細かい付き合いの積み重ねで人間関係をつくっていた。そういう地下水のように目立たないけれど確かな結びつきが新潟三区に公共事業を持ってくることに何ほどか役立っていた。

Posted by ブクログ

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