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中間航路 ハヤカワ・ノヴェルズ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
| 発売年月日 | 1995/12/15 |
| JAN | 9784152079817 |
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中間航路
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商品レビュー
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多様性を見て統一性を見ぬ者は、死から死へとこの世をさまよう。 ブリハード=アランヤカ・ウパニシャド "「もっぱら目に見えない世界に住んでいることのもう一つの帰結は、物質的なものに基づく科学をまったく理解できないということだ。はっはっはっ。神様に幾何学ができないとはな」" p.116 "「そのとおりだ。それだけではなくて、できることとできないことが矛盾しておる。たとえば、神は自分自身について知識を持つことができない。神自体は知識の対象になり得ないからだ。この論理がわかるか? アルムセリ族の神は、宇宙そのものなんだ。だからわしらにとっての知識のあり方、つまり知識の主体と知識の対象のあいだの区別が、神様の経験のなかでは成り立たなくなってしまうわけだ。経験的知識は人間だけのものであって、神のものではないということだ。いま言った主体と客体という二重構造は、人間の誇るべき長所であると同時に、嘆かわしい欠点にもなる。いやまったく、われわれは何とも不思議な存在を手に入れたものだ。全知であるためには、われわれの持っているような知識をすべて捨てなくてはならないとはな。皮肉なものだ。全能とは、自分の腕では持ち上げることができないほど重い石を造る能力を持つことも意味するらしい」" P.116 "堕ちた天使ルシファー――ニューオリンズの町" p.20 パラニュークか、マルケスか。どんな物語なのかと期待に胸ふくらませているうちは、そんなことを思いながら読めていた。 マジックリアリズムに膝くらいまでつかっている作品と思えるが、それでなにを示したかったのかわからない。とはいえ、マジックリアリズムはなにかを示すものではないのかもしれない。価値観が急速に移り変わりゆくさまを描くための文学的修辞なのかもしれない。 とはいえ、マジックリアリズム的表現を使用して状況の転換点で主人公を心神喪失状態に置かせたのは、状況に対して無罪であることを言外に示すだけの効果しかないように思え、それだけのためだとしては大げさすぎるように思える。 作品中の年代は1830年である。唐突に現代の価値観と思えるものが投入される。著者が表現に飽きたのか、なにか狙いがあってのことなのか。 クライマックスがアレで、オチがコレでいいのか。収束に向かうくだり、残り数十ページで失速する。改心させた主人公が状況を改善するために採った策は決して道徳的に褒められたものではなく、それで長く続いた鬱屈とした物語を脱する爽快感を得られるわけでもなく、こじんまりとまとめられてしまった観がある。 非現実的な航海の果てに、現実に漂着させた理由がよくわからない。 まあ、幾度も思い知らされていることだが、うやむやにまとめられた書評はあてにならんぞ、と。 p.41 本作品でもおがくずを食べる描写がある。窮状とセットになる表現なのか。雑草を食う、土を食う的な表現と思えばいいのか。 1830年はショットガンが存在して久しいようだ。調べてみたところ、ショットシェルが発明された頃でもあるらしい。 p.114 唐突に並行世界。
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