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文章読本 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論社 |
発売年月日 | 1995/11/18 |
JAN | 9784122024663 |
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文章読本
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商品レビュー
3.9
28件のお客様レビュー
少し難しいが読み終え…
少し難しいが読み終えたときに得るものは限りなく多い!!
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文章読本〔改版〕 著:丸谷 才一 中公文庫 文書読本なるものは複数あり、 昭和9年 谷崎潤一郎 昭和25年 川端康成 昭和34年 三島由紀夫 昭和50年 中村真一郎 昭和55年 丸谷才一である 明治以来口語文となってきたこと、極端な欧文調の文章を書くな、日本の文章は、日本古来...
文章読本〔改版〕 著:丸谷 才一 中公文庫 文書読本なるものは複数あり、 昭和9年 谷崎潤一郎 昭和25年 川端康成 昭和34年 三島由紀夫 昭和50年 中村真一郎 昭和55年 丸谷才一である 明治以来口語文となってきたこと、極端な欧文調の文章を書くな、日本の文章は、日本古来の調子をうまくいかしたほうがいい、ということを冒頭で伝えている 文章の型が大事といっている人である 気になったのは、以下です ・自分が読んで感心すればそれが名文であり、自分がつまらないと思ったものは、駄文である ・筆者のいわんとするところが、読者の頭にすっきりとよくはいる ・イメージがいちいちくっきりと浮かぶ ・言葉の選び方が常に適切である ・思ったとおりに書け、とはいったが、大変な心ちがいをしている。文章は、文章の型にのっとって書くものである ・当たり前の話だが、文章の型を学び、身につけ、その型に合わせて思うこと ・現代は伝統を学ぶ気風が薄れ、かたちを喜ぶ態度が軽んじられている時代なのである ・文章の最も基本的な機能は伝達である。筆者の言わんとする内容をはっきりと読者に伝えて誤解の余地がないこと、あるいは極めて少ないことが文章には要求される ・個々の文がちゃんと内容を伝達し、互いに辻褄が合う仕掛けになっていることが要求される ・和漢混淆文の文字使いが日本語の文章の常道となった。 ・漢字と仮名を遠慮会釈なくまぜるというこの方法は、わたしの言う意味での近代にすこぶるふさわしいものであった。 ・合理的で機能的だからである。 ・日本語が漢字に寄り添うようにして発達した以上、これがいちばん書きやすく、かつ読みやすいからである ・単語の選択のよしあしは、異をたてようとするな ①分かりやすい語を選ぶこと ②なるべく、昔から使い慣れた語を選ぶこと ③適当な語がない場合は、新語を当てること ④新語もない場合でも、造語をむやみに使わないこと ⑤難しい熟語よりも、耳慣れた外来語や俗語があれば、そちらを使うこと ・語彙を増やす目的で辞書を読むというのは、いわば、補助的な方法である、本筋は、優れた文章の中で生きている言葉とつきあっていくしかない ・緒論、本論、結論とのことがいわれているが、この通りに書かなくてよい ・文章を書くにあたっては、まず、書こうとする内容をしっかり、見すえなければならない。次の、その主題や色調にふさわしい文章の型を見つけなければならない ・流麗な美文をかかなくてもいいので、まことに淡々たる口調で静かに頭に訴える文章を書く 目次 第1章 小説家と日本語 第2章 名文を読め 第3章 ちょっと気取って書け 第4章 達意といふこと 第5章 新しい和漢混淆文 第6章 言葉の綾 第7章 言葉のゆかり 第8章 イメージと論理 第9章 文体とレトリック 第10章 結構と脈絡 第11章 目と耳と頭に訴へる 第12章 現代文の条件 主要引用文一覧 わたしの表記法について 解説 大野晋 ISBN:9784122024663 。出版社:中央公論新社 。判型:文庫 。ページ数:395ページ 。定価:762円(本体) 1980年09月10日初版発行 1995年11月18日改版発行 2015年06月25日改版11冊発行
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主張の骨子は奇をてらうようなものでもなく、後発の「文章読本」としてその視座を上手く活用しながら語り口がウィットに富む。参考書よりは読み物として。
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