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汚名 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1995/09/15 |
JAN | 9784062630559 |
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汚名
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
徳川家康の懐刀として…
徳川家康の懐刀として辣腕を振るった、本多正純失脚の一連、宇都宮釣天井事件をかいています。諜者の視点で語られるので、正純本人はあまり登場しません。ラストはちょっぴり感動させられました。
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家康が徳川政権を安定させていく中で小さくない働きをした人なのに、今一つ陽が当たらないのは終わりが宜しくないからか。 この本は敢えてそこ。父・正信と共に家康の絶大な信用を得ていた絶頂期ではなく、家康没後、秀忠に煙たがられ周囲の嫉妬に晒され、それでも足掻かず没落していく人生の後半を描く。 視点は正純に恨みを持つ堀伊賀守利重の近習・越ヶ谷謙作。架空の人物らしいが、近習の身で間者の真似事、ご苦労様。正純から距離のある謙作からの描写に終始一貫し、正純側の全く心情が描かれていないのが、かえって客観的な説得力を持つ。 結局、将軍・秀忠が何を考えてたのかさっぱりわからないが、そこは謙作如きには守備範囲という訳か。そこ行くと、狩野御前はだいぶだいぶなお人柄…。女性は女性に厳しいからなあ(笑)。 釣り天井事件は殆ど言及されてません、因みに。 あと、何気に見開き2ページだけのあとがきにある「捨て石論」が興味深い。
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釣り天井事件で有名な本多正純を描いた作品。本多家に恨みを持つ奥平家が本多家に間者を送り込み失脚を狙う。本多正純が主役かと思ったら正純自身は作中には殆ど出てこなくて架空の人物謙作から見た正純が上手く表現されている。清廉潔白、権力闘争に巻き込まれたら切ない物語。
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