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アドリア海の奇跡
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アドリア海の奇跡

ジョアン・マヌエルジズベルト(著者), 宇野和美(訳者), アルフォンソルアーノ

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アドリア海の奇跡

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 1995/05/31
JAN 9784198603007

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商品レビュー

2.7

7件のお客様レビュー

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2019/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

15世紀末のクロアチアを舞台に少年見習い僧、錬金術師、貴族、学者が入り乱れるミステリーサスペンス。 謎の宝を少年が運搬するというプロットは『王への手紙』のようだが、『王への手紙』がいかに面白く、よく出来ているかが改めてよくわかった。 登場人物に感情移入もできず、ディテールに乏しく、臨場感に欠ける。 何よりガッカリというか、そりゃないでしょと思うのが、錬金術が成功したってことになっているところ。 それで主人公が死の淵から甦ったり、荒れ狂ったアドリア海が凪いだりするなら、それは魔法だ。ファンタジーなら別にかまわないが、これはそうではないのだし、どこか別世界の物語でもないんだから。 子どもが読むには外国人の名前や、よく分からない職業・身分を乗り越えなければならないが、乗り越えてなお余りある感動があれば、外国文学を読むモチベーションが上がるってもんだが、そうでないと、だから翻訳小説は読みたくない、という先入観を生み出してしまう。 大人なら楽しめるというはなしでもないし。 残念。

Posted by ブクログ

2016/07/19

15世紀のクロアチアを舞台にした、錬金術を巡る冒険譚。修道院を訪れた領主の主治医が頼んだ秘密の使い。それは三つの箱をアドリア海まで運んで欲しいということだった。その使いを受けることになった孤児のマティアスは、錬金術の秘宝の謀略に巻き込まれるのだった。 出てくる人物誰も彼もが一癖も...

15世紀のクロアチアを舞台にした、錬金術を巡る冒険譚。修道院を訪れた領主の主治医が頼んだ秘密の使い。それは三つの箱をアドリア海まで運んで欲しいということだった。その使いを受けることになった孤児のマティアスは、錬金術の秘宝の謀略に巻き込まれるのだった。 出てくる人物誰も彼もが一癖も二癖もあり、腹に一物を隠しているような謀略劇。主人公のマティアスにしろただの孤児でない何か目的を持って、謀略に自ら巻き込まれようとするような緊張感が全体に漂います。 錬金術をどのように物語上扱うのか気にしつつ読みましたが、歴史冒険譚というよりもファンタジー寄りの展開を見せました。それが悪い訳では決してなく、それによりマティアスの神秘的体験からの物語の膨らみが面白かったのです。馴染みのない地域の馴染みのない時代の馴染みのない題材を扱った物語だからこそ味わえる面白さもあるもんだと実感しました。

Posted by ブクログ

2014/08/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

時代設定はおもしろい。解説を読んで身分の話はわかった。そうか、あの時代だからなあと思った。錬金術のことをもう少し知ってないとほんとのおもしろさは分からないかな。

Posted by ブクログ

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