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上山春平著作集(第7巻) 仏教と儒教
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商品詳細
内容紹介 | 内容:日本に根づかなかった礼と戒律.日本仏教と戒律.仏教における言葉の問題.礼の思想.孔子の礼思想.道と徳.仏教思想の遍歴.朱子の『家礼』と『儀礼経伝通解』 『周礼』の六官制と方明. 著者解題 |
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販売会社/発売会社 | 法蔵館/ |
発売年月日 | 1995/07/30 |
JAN | 9784831835376 |
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上山春平著作集(第7巻)
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仏教思想および儒学思想にかんする著者の論考を収録しています。 著者は梅原猛とともに「仏教の思想」シリーズ(全12巻、角川文庫)の編集を担当しており、本巻にはそこに収められた著者の論考が集められています。著者がどのように仏教への関心を深めていったのかという経緯が語られている「空海...
仏教思想および儒学思想にかんする著者の論考を収録しています。 著者は梅原猛とともに「仏教の思想」シリーズ(全12巻、角川文庫)の編集を担当しており、本巻にはそこに収められた著者の論考が集められています。著者がどのように仏教への関心を深めていったのかという経緯が語られている「空海とのめぐりあい」というタイトルの論考のほか、華厳、アビダルマ、中観、唯識をテーマにした文章が含まれています。 著者は、西田幾多郎の思想に言及し、『善の研究』で彼が「意識現象が唯一の実在である」というテーゼを掲げていることに触れています。そのうえで、こうした西田哲学の立場に通じるような発想を、『華厳経』の「三界唯心」の思想のなかに求めています。そのさいに著者は、『華厳経』における「三界は虚妄にして、但是れ一心の作なり」ということばが、『唯識二十論』の冒頭にも言及されていることに注目しています。こうした観点から、華厳と唯識の思想的意義にせまるひとつの試みとみなすことができるように思います。 また著者は、「仏教思想を理論的にとらえるには、アビダルマと中観と唯識をセットとしてとらえなければならない」と考えており、アビダルマをテーゼ、中観をアンチテーゼ、唯識をジンテーゼに配して弁証法的な図式のもとで理解しようとしています。 そのほか、朱子を中心に儒学における「礼」の位置づけについての論文も収録されています。
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