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とどめの一撃 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2001/09/18 |
JAN | 9784003259818 |
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商品レビュー
3.7
8件のお客様レビュー
1939年作。 マルグリット・ユルスナールというと、ずっと以前に『黒の過程』という長編を読んだことがあるきりで、それは確かどうも読みにくく時間がかかったが、中身はずっしりと重厚で高度な文学芸術だと感じた。 本作はもっと短いものだが、やはり、読みにくい。どうもこの作家の繰り出...
1939年作。 マルグリット・ユルスナールというと、ずっと以前に『黒の過程』という長編を読んだことがあるきりで、それは確かどうも読みにくく時間がかかったが、中身はずっしりと重厚で高度な文学芸術だと感じた。 本作はもっと短いものだが、やはり、読みにくい。どうもこの作家の繰り出すロジックの展開の仕方が、私には馴染みにくいようだ。しかし苦労して読み進めてみれば、風変わりで複雑な恋愛関係とその心理が濃密に描かれており、味わいは豊かである。こういった心理にリアリティがあるかどうかは判断できなかったが、こういう人もいるのかもしれないし、戦時下という特殊な状況がこんなシチュエーションを色づけているのかもしれない。 最後は非常に悲劇的な結末で、印象が強い。 複雑な心理を複雑なロジックで綴ったこの作品を、読み終わってみるとまた最初から読み直してみたくなる。それだけの魅力はあるのだと思った。
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序が長く、わかりやすくもない。戦争という状況での事件が淡々と書かれる。暑い夏の日の夕方近くの独特の感じに似た刺激がある。かすかな郷愁が良かった。作者は日本に来たらしい。三島由紀夫などへの熱い思いがあったのだろう。
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「3人の男女の愛と死のドラマ」なんて安い紹介文が扉にあるせいで、購入をためらった読者は多いのでは?かくいう私もそう。決してそんなお安い作品ではない。評価の定まった名作を読むことは、安心感があるけれど、物足りなさも付いてくることが多い気がするが、本作はいい意味で裏切られた。
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