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上山春平著作集(第10巻) 日本文明史序説
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商品詳細
内容紹介 | 内容:日本文明史の構想.日本の国家デザイン.城と国家.倭国の歴史について.日本の宮廷文化.仁和寺と宇多天皇.内裏をしのぐ武家の宮殿.律令国家と考古学.甲冑と日本の文明.絵巻と日本文明.日本文明史上の院政期.日本文明史上の十八世紀. 著者解題. 年譜,著作年表:p619~670 |
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販売会社/発売会社 | 法蔵館/ |
発売年月日 | 1995/03/30 |
JAN | 9784831835406 |
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上山春平著作集(第10巻)
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『日本文明史の構想―受容と創造の軌跡』(1990年、角川書店)、『日本の国家デザイン―天皇制の創出』(1992年、NHK「人間大学」テキスト)、『城と国家―戦国時代の探索』(1981年、小学館創造選書)のほか、著者の文明史にかんする論考を収録しています。 著者は、トインビーに代...
『日本文明史の構想―受容と創造の軌跡』(1990年、角川書店)、『日本の国家デザイン―天皇制の創出』(1992年、NHK「人間大学」テキスト)、『城と国家―戦国時代の探索』(1981年、小学館創造選書)のほか、著者の文明史にかんする論考を収録しています。 著者は、トインビーに代表される文明論者たちが、人類史の全体を自己完結性の強いいくつかのユニットに分解して、人類史の総過程を無視していると批判します。他方で、農業革命以降の文明を「第一次文明」、産業革命以降の文明を「第二次文明」と呼び、ヨーロッパと日本の両文明が並行関係にあるという梅棹忠夫の「文明の生態史観」に対しても、「第二次文明」以降に西洋文明が世界を席巻しているという人類史全体の推移を見落としていると指摘しています。そのうえで、今西錦司の議論も参照し、人類史的な観点から人間社会の変遷をとらえるという壮大なスケールの文明史の見かたを提示します。とりわけ著者は、家庭・地域共同体・国家という三つの社会組織に加えて、国際機構という第四の社会組織が形成されつつある過渡期として、現代という時代をとらえようとしています。 こうした著者独自の文明史の立場から、日本文明史の画期をなすいくつかの時代についての論考がおこなわれています。『日本の国家デザイン』は、『埋もれた巨像』と同様に律令制度を確立した国家のデザイナーとして藤原不比等の業績をとらえなおす論考です。また『城と国家』は、鎌倉時代から戦国時代にかけての山城についての研究を通して、やがて幕藩体制に収束していく武家勢力のありかたにせまろうとしています。 なお巻末には、著者自身による「全巻展望」と「年譜」、「著作年表」が収録されています。
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