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アメリカの鏡・日本
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アメリカの鏡・日本

ヘレンミアーズ(著者), 伊藤延司(訳者)

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アメリカの鏡・日本

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アイネックス/メディアファクトリー
発売年月日 1995/06/23
JAN 9784889913507

アメリカの鏡・日本

¥385

商品レビュー

4.8

6件のお客様レビュー

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2019/05/04

伝統的侵略性 →我々日本人にとっては著者の主張の方が正しく、理解されるように思う。 しかしながら立場を変え、いまの日本人は例えばムスリムを同じように考えてはいないだろうか? 「聖戦」の名の下に自爆テロも辞さない姿勢。 世界中で行われるテロの根源と考えられているイスラム原理主義。 ...

伝統的侵略性 →我々日本人にとっては著者の主張の方が正しく、理解されるように思う。 しかしながら立場を変え、いまの日本人は例えばムスリムを同じように考えてはいないだろうか? 「聖戦」の名の下に自爆テロも辞さない姿勢。 世界中で行われるテロの根源と考えられているイスラム原理主義。 その根絶のためには、イスラム教の「誤った宗教性」を改善しなければならない、と考える道に至っても驚かないし、事実そうした方向に世界は向かっているように思う。 戦争中の日本が、自爆テロのようなカミカゼアタックを行なったり、絶望的な状況でも国のために戦い続けたりしたことには、天皇を中心とした宗教的崇拝が背景にある、と世界中から見なされても不思議ではない。 私はこの本の感想として、「これこそ真実だ。全てのアメリカ人はこの本を読み反省すべきだ」や「日本は間違っていなかった。現代の間違った戦争史観、自虐史観を徹底的に排除しろ」などというのは、未来にとっての建設的な姿勢にはなり得ないと感じる。 むしろ、太平洋の島々の人々の視線が忘れ去られていたように、視野の狭さを諌め、そうした状況に陥らないように努める教訓として心に刻むべきではないだろうか。

Posted by ブクログ

2015/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第二次世界大戦以前から中国や日本を訪れ、両国の文化や歴史を見続けてきた著者が戦後、アメリカのGHQの諮問機関の委員として来日し、戦後日本の労働基本法の策定に携わった。 その彼女の視点から見つめた日本とアメリカの戦前から戦中戦後の日本に対する視線が本当に鋭く、日本を理解している事に驚かされる。 日本がたどった最悪の戦争参加と、その無謀さの現実が読めば愕然とする。日本が勝つ可能性のない戦争に突き進んだそのいきさつや、アメリカがほとんど勝っていたのに日本を攻め続けて結果、アメリカ兵を多数戦死させた事への批判もなされている。 戦前戦後までの日本を知る重要な一冊として位置づける事の出来る本だと思われます。 内容が、あくまで中立的であり、アメリカからの視線だけでない両国を対比した歴史分析と批判が、唯一マッカーサーが発行させなかった本である事の意味を表している。アメリカにとっても、この本は反省するべき部分を多分に含んでいる内容であるから。 第二次世界大戦の日本を見つめるには重要な一冊だと確信する。

Posted by ブクログ

2013/01/05

日本が近代国家を築くために大国(私たち)のルールと手法に倣った行動に対して、私たちは勝利者として日本を断罪したのだが、そこにある矛盾に気づかなかったのか、気づいていたがあえて無視したか、どちらにしても勝者が敗者を力で捩じ伏せたのである、と作者は主張している。日本は悪事を働いたこと...

日本が近代国家を築くために大国(私たち)のルールと手法に倣った行動に対して、私たちは勝利者として日本を断罪したのだが、そこにある矛盾に気づかなかったのか、気づいていたがあえて無視したか、どちらにしても勝者が敗者を力で捩じ伏せたのである、と作者は主張している。日本は悪事を働いたことは間違いないが、私たちだって過去同じようなことを行ってきたのだし、今また同じことを繰り返そうとしているのだと言いたいのだ。マッカーサーは、「占領が終わらなければ、日本人は、この本を日本語で読むことはできない。」と言っている。

Posted by ブクログ

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