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流通の覇王 小説「スーパー」戦争 光文社文庫
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流通の覇王 小説「スーパー」戦争 光文社文庫

大下英治(著者)

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流通の覇王 小説「スーパー」戦争 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/
発売年月日 1995/06/20
JAN 9784334720599

流通の覇王

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2019/06/18

ダイエーの創業者・中内功氏をモデルとしたちょっと古い小説。 流通の覇王―小説「スーパー」戦争 (光文社文庫) ダイエー(作中ではレインボー)が日本の小売業として初めて売上高1兆円を超えた前後から、ライバルである西武(同・南部)やイトーヨーカ堂(同・トーキョー堂)との死闘(出店...

ダイエーの創業者・中内功氏をモデルとしたちょっと古い小説。 流通の覇王―小説「スーパー」戦争 (光文社文庫) ダイエー(作中ではレインボー)が日本の小売業として初めて売上高1兆円を超えた前後から、ライバルである西武(同・南部)やイトーヨーカ堂(同・トーキョー堂)との死闘(出店競争・価格競争)が描かれる。 ダイエーの沿革をそのまま小説形式に引き写したような、なにがどうした、次にこうしたという展開の単調さが昭和の大衆小説臭くて途中でいやになるし、業界では伝説的な「津田沼戦争」の経緯や裏話が読めるかと思ったらそれはほとんど触れる程度だったりと、総じて「残念」が上回った。 中では、ダイエーおよびイトーヨーカ堂が札幌に出店する際の話が面白い。琴似は当時国鉄駅周辺を中心に開発が進められていて、「札幌の新宿になる」(一大ターミナルになる)と目されていたという。現在もダイエー・ヨーカ堂はともに存命だが、琴似周辺のあまり活性化していない様子を見ると実に隔世の観がある。 小説は、西武の堤氏(作中では楠)、ヨーカ堂の伊藤氏(同・加藤)の引退を見て、中内氏(同・鳴門)が「世界一の流通業」へ向けて事業の継続性をしみじみと語り、決意を新たにするところで終わる。この小説の白眉といったところだが(実際、作者が最も書きたかった部分だろう)、その後バブルの崩壊とともに現実のダイエーの経営が傾き、中内氏をして「消費者の心がわからなくなった」と呟かせしめたのち、現在の「再建途上」の姿を見るにつけ、また違ったしみじみが湧いてくる。

Posted by ブクログ

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