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カフカとの対話 手記と追想 ちくま学芸文庫
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カフカとの対話 手記と追想 ちくま学芸文庫

グスタフ・ヤノーホ(著者), 吉田仙太郎(訳者)

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カフカとの対話 手記と追想 ちくま学芸文庫

定価 ¥1,430

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 1994/06/08
JAN 9784480081414

カフカとの対話

¥1,375

商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2023/01/01

カフカという作家は実によくわからない。奇天烈なイマジネーションを発散/噴出させた小説からはなかなか見えにくい「素の顔」があるように思う。このヤノーホによる仕事は、そんなカフカをずっと身近な存在(私たちにとっての「人生の達人」あるいは「教師」)のように見せる/魅せるところがある。今...

カフカという作家は実によくわからない。奇天烈なイマジネーションを発散/噴出させた小説からはなかなか見えにくい「素の顔」があるように思う。このヤノーホによる仕事は、そんなカフカをずっと身近な存在(私たちにとっての「人生の達人」あるいは「教師」)のように見せる/魅せるところがある。今回読み返して、私は彼が何よりも言葉の力を信じていたことに気付かされる。だからこそ罵詈雑言を語る人間を一蹴し、言葉を粗末に扱う風習が長く続くことはないと信じ切ったのだろう。今、言葉は本当に粗末に扱われている。カフカならどう呟いたのか

Posted by ブクログ

2020/04/25

これはノンフィクションとされているが、訳者が語っていたようにフィクションも含まれているのかもしれない。別冊「カフカの恋人たち」では彼の悲壮感が顕になっていたが、若きヤノーホに対しては微笑を加えながら諭している場面が多々ある。カフカの言葉に触れる貴重な一冊。

Posted by ブクログ

2017/12/18

年下の友人による対話の記録。これが本当なのかどうかはわからない。イエスを語る弟子はこのようではなかったのだろうかと思わせるまるで福音書のようなテキストだった。聖人視のようなところがある。なので、きっとカフカ本人は慌てるような気がする。ただ、書かれてあることは舞台が現代なので、より...

年下の友人による対話の記録。これが本当なのかどうかはわからない。イエスを語る弟子はこのようではなかったのだろうかと思わせるまるで福音書のようなテキストだった。聖人視のようなところがある。なので、きっとカフカ本人は慌てるような気がする。ただ、書かれてあることは舞台が現代なので、より受け取りやすい。書かれた経緯についての話があるかもしれないけれどその中身から考えさせられることはヤノーホにとってのカフカだとしても読むべきところがあるように思う。シュタイナーについての言及などもあり面白かった。

Posted by ブクログ

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