- 中古
- 書籍
- 文庫
北村透谷 ちくま学芸文庫
定価 ¥1,047
550円 定価より497円(47%)おトク
獲得ポイント5P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1994/10/06 |
JAN | 9784480081605 |
- 書籍
- 文庫
北村透谷
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
北村透谷
¥550
在庫なし
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
批評家の視点から、北村透谷の詩や評論などの作品をていねいに読み解いている本です。 『楚囚之詩』や『蓬莱曲』、さらに晩年の抒情詩にかんして、著者自身の解釈が提示されていますが、とくにバイロンへの透谷の傾倒が具体的にどのように彼の作品のうちに反映されているのかということをくわしく考...
批評家の視点から、北村透谷の詩や評論などの作品をていねいに読み解いている本です。 『楚囚之詩』や『蓬莱曲』、さらに晩年の抒情詩にかんして、著者自身の解釈が提示されていますが、とくにバイロンへの透谷の傾倒が具体的にどのように彼の作品のうちに反映されているのかということをくわしく考察しています。 透谷の研究では、勝本清一郎以来、埋もれていた彼の伝記的な事実を掘り起こす努力がつづけられてきており、現在では透谷の実像をかなり正確に知ることができるようになっています。その一方で、「厭世詩家と女性」で近代日本における恋愛観を刷新し、「内部生命論」で文学の領域における内的自由を謳ったことなど、近代日本文学の黎明期を代表する作家・批評家としてのイメージが、広く流布しています。本書の議論は、この二つの透谷の解釈をつなぐ位置にあるもののように感じられます。
Posted by