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真説 日本航空機事故簿
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真説 日本航空機事故簿

内藤一郎(著者)

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真説 日本航空機事故簿

定価 ¥1,816

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 亜紀書房
発売年月日 1994/10/25
JAN 9784750594125

真説 日本航空機事故簿

¥715

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2017/09/11

大韓航空機撃墜事件のところまでは著者の専門知識と迫力ある筆致でかなりの読み応えがある。ここまでは文句なし☆ ☆☆☆☆。 1985年日航機事故については隔壁破壊ではなく方向舵のフラッター説を推しているが説得力はかなり低い。 後書きを読むと脳梗塞の後の重い後遺症の中での執筆とのこ...

大韓航空機撃墜事件のところまでは著者の専門知識と迫力ある筆致でかなりの読み応えがある。ここまでは文句なし☆ ☆☆☆☆。 1985年日航機事故については隔壁破壊ではなく方向舵のフラッター説を推しているが説得力はかなり低い。 後書きを読むと脳梗塞の後の重い後遺症の中での執筆とのこと、であれば著者があまり得意でないらしい金属疲労について文献などに当たった跡がなく必要な知識に不足していることはあまり責めるのは酷かもしれない。 むしろ操縦席でのクルーの奮闘を詩情豊かな表現でつづっている部分は胸を打つ。 一応金属疲労の勉強したことがある身としては、その界隈から日航機事故の事故原因にこれといって反論が出ないことをここに記しておきたい。 むしろ、事故機の後部のトイレのドアがよく閉まらないなどのトラブルは、事故直前に圧力隔壁に進展したであろう長大な疲労亀裂を想像させて背筋が凍る思い。 事故機の高度では機内の空気はすぐ抜けて気圧が1/4ぐらいになるとの認識は著者にもあるも、大型機ではそれがいかに怖いことかという理解には至っていない。 気圧が1/4に減るということは、客席の空気の体積が4倍に膨れるということで、狭い胴体後部に客席の4倍の空気が、気内外で気圧が一致するまで溢れ続けたということが、隔壁説で機体の破壊に説得力を与える部分。 垂直尾翼のような薄板でできた扁平な箱に、周囲に対し0.6気圧も高い空気が充填されたらと考えれば、ただちに破壊されるというのも無理からぬところ。 その後垂直尾翼の付け根には布一枚のシーリングが施されたというが、話を聞いて実に理にかなった対策だと思った。 著者がフラッターの恐ろしさを語っているけれど、一方で金属疲労も飛行機の寿命を決める重要な要素なので、読者におかれてはそちらについても調べていただくことをお勧めする。

Posted by ブクログ

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