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あにいもうと・詩人の別れ 講談社文芸文庫
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あにいもうと・詩人の別れ 講談社文芸文庫

室生犀星(著者)

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あにいもうと・詩人の別れ 講談社文芸文庫

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商品詳細

内容紹介 内容:あにいもうと.続あにいもうと.死のいざない.つくしこいしの歌.信濃.詩人の別れ.庭.虫寺抄. 著書目録:p327~332
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1994/09/10
JAN 9784061962910

あにいもうと・詩人の別れ

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2025/12/19

この世にはこんなにもたくさんの花や虫や生き物に溢れているのに、その名前をほとんど知らず、大して気にもかけず生きてきたことが悔やまれるほど、この世界は美しい。辞典をもって外に出よう。つくしこいし、は調べたらツクツクホウシ、らしい。 われはうたえどもやぶれかぶれ、という言葉をふと思...

この世にはこんなにもたくさんの花や虫や生き物に溢れているのに、その名前をほとんど知らず、大して気にもかけず生きてきたことが悔やまれるほど、この世界は美しい。辞典をもって外に出よう。つくしこいし、は調べたらツクツクホウシ、らしい。 われはうたえどもやぶれかぶれ、という言葉をふと思い出し、室生犀星。 割と好きかも。庭が良かった。物語の面白さ、というより植木屋という商売の面白さを魅せる感じが静かで良い。重いもの軽いものを順番に読んでいるつもりだったけれど、本当は賑やかなもの静かなものを交互に読んでいるのかもしれない。 山師は詐欺師の別名だと思ってたけど立派な仕事なんですね。 あにいもうとは、女がヒステリーを起こすのは、男が話を聞かないからだ、と京極堂が言っていた時代。 仕事をするというのは、人の役に立つためとかお金持ちになるためとか地位と名誉のためとかではなく、 他人との境界線の引き方を学ぶためなんじゃないかと最近思う。 ここまでは私が、ここからはあなたが対応してください、と明確にする。他人の問題を代わりに抱え込まないこと。周りがぴりぴりしていようと雰囲気に流されない。でも相手が仕事しやすいように渡すこと。 そんなことを学ぶ時間。 家族のための家事は終わりがないし、この時代家族相手に簡単に見切りをつけることもできないし、線引きが曖昧な世界を生きていかなくちゃなんて想像もつかない。 自分と他人との境界線が溶けていることの安心感といらだち。 女性生を否定するつもりないし、曖昧さの中に妖怪や不思議な存在が生かされるのもわかるけれど、でも、自分の他人の境界線を引いても許される場所があるのは救いだと思う。 尾形亀之助でも読むかとふと調べたら青空文庫にある!しかもkindleで読める!これでしばらく大丈夫な気がしてきた。 ミステリにはまりそうなので頭を冷やそうとしたけれど、案外に読みやすかった。なんでも読んでみれば楽しいものだな。 我が愛する詩人の伝記でもそうだったけど、室生犀星は友達が多い気がする。森茉莉ですら優しいおじさんとして登場させてるし。自然の美しさをうたう詩人でありながら人間も好きだったのかなあなんて思いました。 草野マサムネも虫好きの話をしていて、鈴虫など鳴く虫が好きらしいけれど、ちょっとこれはわからない。 虫は毒があったり害がある可能性があるから人間は嫌悪感を抱くようにできている、ってpodcast で言っていたのに。鮫は日常で出会う可能性が低いから危機意識を持ちにくいけれど、身近な生き物は違うって。もういいよ気持ち悪いしと言いたくなったけれど、人工的な娯楽ばかり求める現代人には得られない豊かさも感じました。

Posted by ブクログ

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