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龍言飛語 集英社文庫
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龍言飛語 集英社文庫

村上龍(著者)

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龍言飛語 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 1994/08/19
JAN 9784087481952

龍言飛語

¥220

商品レビュー

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2013/10/02

村上龍の エッセイの言葉は あまりスマートではない。 下品で、ちょっと、威張った感じがあり、好きではない。 でも、何を言っているか くらいはきちんと把握しておくべきだ。 龍言飛語は ちょうどバブル時期の 日本人の浮かれた姿を 鋭く批判する。社会への批判の目は確かであるが、 言葉が...

村上龍の エッセイの言葉は あまりスマートではない。 下品で、ちょっと、威張った感じがあり、好きではない。 でも、何を言っているか くらいはきちんと把握しておくべきだ。 龍言飛語は ちょうどバブル時期の 日本人の浮かれた姿を 鋭く批判する。社会への批判の目は確かであるが、 言葉が スマートでないので、その分 損をしている。 愛と死のファシズムでの言葉も 「おまんこ」の連発があり、ふーむ。 もっと言葉を選んだほうが スマートになると思った。 龍言飛語の言葉遣いは トウジに似ているとおもった。 村上龍は 日本の鈍くささに いらだっている。 1989年6月から1991年6月にかけて 週刊プレーボーイに書いたコラムをあつめたものだ。 日本の貧乏くささに 怒り、 曖昧さに 嫌気をさし、 若者達から メッセージがとどかないことに あきれている。 一方で 気持ちよくありたい と思いながら おじさんでも、かっこ良く、すてきと言われて、 セクシーだと言われたいという願望を むき出しにする。 結構、かわいい おじさんだった。 最後は キューバに行き 気持ちよく生きているキューバ人に目を見張り アメリカ人が 寂しそうにしている人たちがいることに、 憧れていた アメリカの 影を見つけて 慄然とする。 おもしろいよ。これは。  批判しているのは ボンジョレヌーボー、タキシードが似合うだろうか。 日本人はなぜ死ぬまで働くのか。 ゴッホ、ルノワールを買う日本人。 日本人は 結局 貧乏の発想から抜け出せない。 リゾートとは プライバシーが守られることだ。 ゴルフをする人が、多すぎる。形から入るのだ日本人は。 田舎で 映画祭をやる必要があるのか? パースのかけない日本人。イマジネーションの問題。 寿司が なぜ世界的な食べ物と言えるのか。

Posted by ブクログ