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西田幾多郎との対話 宗教と哲学をめぐって
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 北樹出版/学文社 |
発売年月日 | 1994/05/10 |
JAN | 9784893843364 |
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西田幾多郎との対話
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西田幾多郎とハイデガーやブーバーなどの西洋の哲学者たちの思想を照らしあわせ、それぞれの思想の特徴について論じています。ほかに、ヨナスの倫理学や、著者自身の提唱する「景観哲学」にかんする論文も収録されています。 多くの哲学者・思想家たちの議論が参照されており、それらの比較を通して...
西田幾多郎とハイデガーやブーバーなどの西洋の哲学者たちの思想を照らしあわせ、それぞれの思想の特徴について論じています。ほかに、ヨナスの倫理学や、著者自身の提唱する「景観哲学」にかんする論文も収録されています。 多くの哲学者・思想家たちの議論が参照されており、それらの比較を通して問題をさぐり出すことが試みられており、興味深く読むことができたところもすくなくなかったのですが、そうした試みを通じて明らかになった問題を掘り下げるような議論が展開されているわけではなく、やや不満がのこります。 カント、メルロ=ポンティ、西田の三者による、デカルトのコギトに対する批判を検討している論文では、カントの『純粋理性批判』における「観念論論駁」を検討し、内官に対する外官の優位性に目を向けることで、自己と外界の関係へアプローチがなされていることを著者は指摘します。また、メルロ=ポンティにおいても、身体に目を向けることで、自己が世界に帰属していることを示し、自己の内部領域から抜け出す道が開かれていたことが論じられています。これに対して西田は、よりいっそう深く自己を掘り下げる思索がなされていたものの、直観や身体のレヴェルにおいて自己を脱する道を求める試みは見られないという指摘がなされています。ただ、三人の思想家たちの議論を比較して、そうした論点を提示するところで議論は終わっています。 またヨナスの倫理学を紹介している論文でも、アーペルやクルマンなどの討議倫理学の立場から、ヨナスは存在から当為をみちびいているという批判がなされていることに触れられていますが、著者はヨナスの責任倫理学の立場から討議倫理学の立場を包むことができるのではないかという見通しを語っているにすぎず、その具体的な内実は本書では示されていません。
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