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座右版 菜根譚 座右版

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1994/10/14 |
JAN | 9784062072328 |
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座右版 菜根譚
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中国、明朝の洪自誠(1573年生~1620年没)によって書かれた随筆、処世訓集。思想は儒教、道教、仏教の三教をベースにしている。 三教つながりで対比すると、空海は若い頃の著作「三教指帰」で、三つの教えのどれも尊いけど自分は仏教を選ぶ、という決意表明をしているが、洪自誠は三教のどれ...
中国、明朝の洪自誠(1573年生~1620年没)によって書かれた随筆、処世訓集。思想は儒教、道教、仏教の三教をベースにしている。 三教つながりで対比すると、空海は若い頃の著作「三教指帰」で、三つの教えのどれも尊いけど自分は仏教を選ぶ、という決意表明をしているが、洪自誠は三教のどれかに肩入れすることなく、儒教の忠孝・誠実、道教の無為自然・自由、仏教の空の思想・中庸を上手くブレンドしている感がある。僧侶だけでなく、実業家や政治家にも愛読されたのもうなずける。 特に気に入った三段を以下に引用。訳まで書くと訳者の著作権上よろしくないので、意味を知りたい方は読んでみてください。 【前集一〇〇段】 逆境の中に居れば、周身皆鍼砭(しんぺん)薬石にして、節を研ぎ行を礪(みが)きてしかも覚らず。 順境の内に処れば、満前尽く兵刃戈矛(かほう)にして、膏(こう)を銷(けず)り、骨を靡(ただら)してしかも知らず。 【前集一七〇段】 我貴くして人これを奉ずるは、此の峨冠大帯を奉ずるなり。我賤しくして人これを侮るは、此の布衣草履を侮るなり。 然らば則ち原(もと)我を奉ずるに非ず、我胡(なん)ぞ喜びを為さん。原我を侮るに非ず、我胡ぞ怒りを為さん。 【後集三一段】 寂を嗜む者は、白雲幽石を観て玄に通じ、栄に趨(はし)る者は、清歌妙舞を見て倦むを忘る。 ただ自得の士は、喧寂無く栄枯無く、往くとして自適の天に非ざるは無し。
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