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二つの庭 宮本百合子名作ライブラリー5
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二つの庭 宮本百合子名作ライブラリー5

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二つの庭 宮本百合子名作ライブラリー5

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新日本出版社
発売年月日 1994/11/30
JAN 9784406023092

二つの庭

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2021/08/25
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『伸子』の続編。   『伸子』では中流上層の豊かな家庭で育ち、高等教育も受け、才能もあるヒロイン伸子が有産階級の重圧を嫌いつつも、それから逃れようとてしたような結婚も失敗し、離婚するまでの苦しみが真摯に描かれている。  『二つの庭』はようやく離婚して経済的に自立生活出来て自由になっても、それが目的とはならないという発見。人間として、何を目的にして生きるのかと悩む伸子が道を開くまで。  伸子の悩みは、大正末から昭和にかかる、まだまだ個人の自由、女性の自由がない時代の苦しみとは思うけれど、経済自立もさほど難しくなく、結婚もしてもしなくても自由、というはずの現代でも、目的を持って生きているとさまざまな障害がある。人間社会の常だ。だから普遍的な苦悶として共感してしまう。  どっぷり宮本百合子の文学世界に浸って堪能できた。この続編も『伸子』同様迫力があっておもしろい。むしろこの続編があるから『伸子』が活きる気がする。  主人公伸子は作家宮本百合子自身をモデルにしている。後に共産党に入党して戦前は投獄され苦しみ、戦後は婦人運動に尽くされたけれど、作家としての作品が素晴らしい。(なにをいまさらといわれそうだけれど)  『二つの庭』で作家となった伸子が志賀直哉の『暗夜航路』やトルストイの『アンナ・カレーニナ』のような小説を書きたかった、と述べさせているのを見てもわかる。とにかく今でも十分読みごたえがある。やはり名作と思う。  『伸子』は岩波文庫で再版されたのを、『二つの庭』は新日本文庫を古本で見つけた。 

Posted by ブクログ