農協の秘密

三田誠一(著者)

• 販売会社／発売会社: データハウス/
• 発売年月日: 1994/02/10
• JAN: 9784887181984

商品レビュー

2011/01/11

◎農協にとって大規模農家こそ一番の天敵。ただでかいだけで借金だらけならこんな炊くな商売相手はないのだが、現生を持っている大規模農家はもう手がつけられない。

◎イギリス　ロッチデールの「公正開拓者組合」を世界最初の農協としたなら、日本でも農協の前進たる各組合が法制化され始めたのは明治後期のこと。

◎終戦後、GHQは日本政府に「真の農民開放を促す農協法を作れ」と命じ、昭和22年、農協法が制定された。法の起案も、組合の形成も「GHQの監視の下で」ということになる。

◎コメ開放で一番得をしたのは
自民党。「渦中の栗」を拾ってもらえて御の字だろう。特に農村出身の議員たちは、細川さまさまに違いない。
「農協票なんて全然あてにできない」野が本心なのに農民たちの顔をたてて過激な発言や行動を見せなければならなかった前年までとは立場が変わった。後で再び自民党政権になったら、米価を維持するだけでOK。