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カナダのさけの笑い
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 彌生書房/ |
発売年月日 | 1994/09/10 |
JAN | 9784841506914 |
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カナダのさけの笑い
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カナダのさけ、大好きなので(食べるのが。まだ観賞するのが好きかは決めかねてるところ)図書館でこの本をみたとき、思わず手にとってしまいました。 そして作者の別役実さんは、なんだか小学校のとき読んだような・・・。劇作家だったかな?とかやけに懐かしい感じだったので読んで見ました。 ...
カナダのさけ、大好きなので(食べるのが。まだ観賞するのが好きかは決めかねてるところ)図書館でこの本をみたとき、思わず手にとってしまいました。 そして作者の別役実さんは、なんだか小学校のとき読んだような・・・。劇作家だったかな?とかやけに懐かしい感じだったので読んで見ました。 辛口な社会・人間コメンタリー。出版が1994年でその頃の”ブーム”などに焦点を当て書かれたコラムがたくさん載っています。もう10年位前なので、私が小学5年生だったときの社会について批判したりしてるから、今読むと「なんか古いなー」と思うけど、今社会が抱える問題のスタート、または経過を記録している感じもして、興味深いです。 たとえば、「主婦する」という言葉が使われだしたときに筆者が覚えた違和感や、現代の人の病気に対する態度などに考察がなされていく。日常の小さなことから、マスコミをにぎわすような事件までこう同等のトーンで扱うので、なんというか、読みながら「おー、こういう結論になるのか」と思うことが多かったです。 さて、このタイトルになっている「カナダのさけの笑い」は、なんでもカナダの地質学者のモリ・ブラウンさんがカナダの大自然でサケが笑うのを聞き、それは「ゲソゲソゲソ」と笑ったという話ではじまります。「ゲソゲソ」なんて、なんだか私には逆に泣いているようにきこえそうだけど、それは置いておいて、ブラウン氏は「そうやって笑った鮭はまずくなって、もう熊も食わない」と考察しています。(このモリ・ブラウン氏実在するかどうかも不明らしい) そしてそのストーリーを受けて筆者は、「笑うことによってその生物は、ほかの生物の食物であることから離脱する」と書きました。それを読んで、そういえば「ガリバー」で大きな人に捕らえられたガリバーは、食われるかと思ったけれど、一応笑ってアピールし、命を救われたのを思い出しました。 私は筆者の「笑いは、きわめて文明的なものである」という結論よりも、誰かがサケが「げそげそと笑うところに遭遇して、「うわ、ありゃ熊はもう食べないだろう」と感想を持ったことにとても興味があります。 そんな経験、してみたいなぁ。
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