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失われた朝鮮文化 日本侵略下の韓国文化財秘話
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失われた朝鮮文化 日本侵略下の韓国文化財秘話

李亀烈【著】, 南永昌【訳】

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失われた朝鮮文化 日本侵略下の韓国文化財秘話

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新泉社/
発売年月日 1993/12/25
JAN 9784787793225

失われた朝鮮文化

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2026/03/29

本書は、ソウル新聞の特集をもとに韓国で出版されたもので、戦前日本が朝鮮半島で行った「文化財の略奪」の諸相を鋭く告発している。ヨーロッパ諸国による文化侵略は日本でも知られているが、日本自身が朝鮮で行った行為については、未だ十分に知られているとは言い難い。 本書が描くのは、皇民化政策...

本書は、ソウル新聞の特集をもとに韓国で出版されたもので、戦前日本が朝鮮半島で行った「文化財の略奪」の諸相を鋭く告発している。ヨーロッパ諸国による文化侵略は日本でも知られているが、日本自身が朝鮮で行った行為については、未だ十分に知られているとは言い難い。 本書が描くのは、皇民化政策と同様に、朝鮮国民の精神的・物質的な象徴に対する攻撃としての略奪である。不法な売買や日本への持ち出し、その過程での脅迫や買収といった生々しいエピソードは、同じ日本人として耳が痛い内容である。朝鮮総督府による文化財保護行政についても、著者は「病を与えて薬を投与するような二重人格的手法」と厳しく切り捨てている。 特に考古学に関する章は、戦前の著名な日本人研究者が「学術行為」の名のもとに憲兵隊を動員し、権力を背景とした略奪に関与していた実態を浮き彫りにしている。現在、東京国立博物館に所蔵されている「小倉コレクション」の形成過程や、朝鮮の人々が祖先を敬い古墳を暴かなかった一方で、日本人が盗掘を主導し、その罪を現地の人々に転嫁した構造には、現代の視点からも強い憤りを禁じ得ない。 一方で、本書の記述には冷静な検証が必要な点も散見される。著者は「悪辣な日本人像」という前提に立ち、推量で述べている箇所があることも否定できない。例えば、広開土王碑の拓本改竄説(現在は否定されている)を日本の欺瞞と決めつける姿勢や、西洋人の関与に対する批判に欠けることなどは、議論の余地があるだろう。(勿論学術書では無いのだから、的外れな感想かもしれない。) 日本に持ち込まれた資料の返還交渉において、日本側が「私有財産」や「正当な取得」を理由に不十分な対応に終始してきたことに対し、著者は強い不満を抱いている。欧州で返還の動きが加速する今、我々は加害の歴史を直視し、この難しい問題にどう向き合うべきか。本書は、戦前の日本帝国主義と日本考古学を省み、現代の我々に重い課題を突きつける一冊である。

Posted by ブクログ

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