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良心のトランペット
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良心のトランペット

マーチン・ルーサー・キング(著者), 中島和子(訳者)

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良心のトランペット

定価 ¥1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 1993/06/28
JAN 9784622030683

良心のトランペット

¥880

商品レビュー

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2023/05/05

1968年のキングの暗殺後に出された本で、1967年のカナダの放送局むけの連続講演をおさめたもの。 ここでは、黒人の公民権運動を超えて、国際的な平和のための活動というか、より具体的にはベトナム戦争反対の姿勢を明確に打ち出している。 そして、60年代の前半の公民権の法律制定に向...

1968年のキングの暗殺後に出された本で、1967年のカナダの放送局むけの連続講演をおさめたもの。 ここでは、黒人の公民権運動を超えて、国際的な平和のための活動というか、より具体的にはベトナム戦争反対の姿勢を明確に打ち出している。 そして、60年代の前半の公民権の法律制定に向けた活動においては、政府との協力姿勢、一緒によりよい世界に向かって協働しようという姿勢があったのだと思うが、この講演では対立的な姿勢が明確になっている。 つまり、アメリカ国内での公民権運動と世界平和のための運動が、一つのものとして捉えられ、正義があるとも思えないベトナム戦争を行なっている政府、その戦費を調達するため、国内での黒人および人種にかかわらず経済的な困窮者の状況を改善するためのプログラムへの資金が減らすという判断を行なっている政府との対決姿勢を明確にしているということ。 このスタンスは、今の時点では、当たり前のように思えるかもしれないが、キングがベトナム戦争の問題は一旦傍において、公民権運動に集中していれば、より成果を上げることができるのではないかという批判も多かった。 しかし、自分の「良心」として、それはできず、あえて「良心のトランペット」を鳴らすということであった。 60年代も後半になると、公民権運動も分裂し、キングの宗教的な信念にもとづく非暴力運動への支持も下がってくる。そんな混乱のなか、そして、ベトナム戦争に駆り出された黒人が、自分の国では経験していない「民主主義」のために、非道徳ともいえる南ベトナムの体制を維持するため、罪もない人々を殺戮し、自身も死んだり、帰ってきても、社会には居場所がなかったりという現実がある。 そうしたなかで、人々の善意、良心に訴えるキングの運動は、無力なものに見えてきたという時代の流れをキング自身の言葉で確認することができる。 そういう苦悩のなかでの講演なので、トーンとしては暗めな感じがして、かつての説教や講演の高揚感は少ない気がする。もちろん、こうした厳しい状況のなかでも、夢と希望を語るわけだが。。。 この本で一番感動的だったのは、最初の部分で、カナダの人々へのアドレスとして、黒人にとって、カナダという地が希望の地であったことを言及するところ。つまり、アメリカ南部の奴隷が逃亡して、北を目指して進み続けることで、カナダに到達して自由になることができたという歴史に言及している。そうした逃亡に成功した黒人は少ないかもしれないが、北に行けば自由になることができるのだという可能性、夢を持つことが、南部の黒人全体にとっての自由のビジョンを具体的に持つことを可能にしたというところが、とても感動的なものに思えた。 この講演は、1967年のクリスマスの説教で終わる。が、明けて1968年の1月には有名なテト攻勢がおき、倫理的な面だけでなく、軍事戦略においてもアメリカのやっていることは失敗であることが明らかになっていく。 この後、ベトナム戦争反対は、反体制派、若者だけの主張ではなく、アメリカ全体の重要政治課題として位置付けられていくことになる。 というなか、キングは、4月に暗殺されることになる。39歳。 もう少し長生きしていれば、アメリカ社会の大きな変化ともう一度つながって、なにかを実現できていたのではないかと思ってしまう。

Posted by ブクログ

2020/01/19

ベトナム戦争への反対を表明し、非暴力運動による世界平和の実現を訴える自叙伝。戦争はベトナム市民を傷つけていると同時に、戦争が国内の貧困対策の衰退に繋がっていると批判している。

Posted by ブクログ

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