1,800円以上の注文で送料無料

盆栽の社会学 日本文化の構造 SEKAISHISO SEMINAR
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1204-01-23

盆栽の社会学 日本文化の構造 SEKAISHISO SEMINAR

池井望【著】

追加する に追加する

盆栽の社会学 日本文化の構造 SEKAISHISO SEMINAR

定価 ¥1,762

660 定価より1,102円(62%)おトク

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 世界思想社/
発売年月日 1993/04/10
JAN 9784790701644

盆栽の社会学

¥660

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2020/09/12

この本は、盆栽を社会学の視点で論じている。ロジカルに語られているが、わかりにくい。「自然と文化」というテーマの中で明らかにしようとしている。池井望は、盆栽の専門家ではないが「盆栽論」を組み立てる。ここで論じられているのは「日本の文化」であり、サブタイトルは「日本文化の構造」となっ...

この本は、盆栽を社会学の視点で論じている。ロジカルに語られているが、わかりにくい。「自然と文化」というテーマの中で明らかにしようとしている。池井望は、盆栽の専門家ではないが「盆栽論」を組み立てる。ここで論じられているのは「日本の文化」であり、サブタイトルは「日本文化の構造」となっている。中国の唐の時代に行われていた「盆景(ぼんけい)」が平安時代に日本へ入ってきて始まった。鎌倉時代には武士階級の趣味として、広く普及していった。 日本は「自然の美にことのほか恵まれ、四季を通じて変化が多く、花や紅葉は美しいがゆえに、盆栽が生まれた。自然美からうけた感動をもとに、 さらに理想的な自然美を求めるようになった」と言われたりする。日本という特殊性で盆栽を論ずる事はよくないという。 盆栽はなぜ隠居老人の道楽と言われるのか。盆栽の社会的意義を明らかにしようとする。 それは、時間とは?自然とは?を問いかけることになる。日本の農耕文化と宗教的観念から、輪廻という時間的な考えに基づいて、循環となる。一方で、狩猟民族の時間は直線的と言われている。 応仁の乱の以降に、書道、茶道、華道などそれぞれの趣味を極め、家元制を作り上げたが、盆栽には盆栽道が生まれず、家元制ができなかったのか? 盆栽とは、待たねばならない。盆栽作りは、時間と忍耐が必要となる。 明治の元勲、伊藤博文、松方正義、大隈重信らが、出入の植木屋の中から、盆栽の専業者を養成して、東京で盆栽が隆盛した。関東大震災により、寺内貫太郎によって、盆栽屋が埼玉に移転し、大宮が盆栽の中心となる。盆栽が、1876年にフィラデルフィア万国博覧会、パリでの1878年および1889年の博覧会、1893年のシカゴ万博、1904年のセントルイス万国博覧会、1910年日本・英国展、および1915年のサンフランシスコ博覧会に出展され、アメリカでBonsaiとして普及することになる。それが受け継がれて、世界にも広がっていくことになる。中国においても、鄧小平の復活と合わせて、盆栽が復活することになる。 老い先短い老人が、盆栽に向かうことで、時間の持つ儚さと未来と過去のつながりの存在を感じる。 庭は、その場所において、成り立ち、移動はできない。その地において、四季の移り変わりを味わうことであり、生の表現であり、風情を生み出す。 生け花は、花や木を切り取ることによって、死に至る表現となる。盆栽は、生と死を併せ持ち、第3の道を指し示している。時間の持つ存在の中にある。 池井望は、結びで、「盆栽は芸術になろうとしなくていい。そんなつまらぬ権威づけがなくても、盆栽はそのままで、十二分に人々を惹きつけ、限りない慰めの源泉となることができる」という。最後に、肩の力を抜くのである。盆栽は生きた芸術であり、樹齢数百年の盆栽は価値がつけることはできない。

Posted by ブクログ

2014/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] いわば不自然な「自然」である盆栽―。 そこには、永遠の生の「時間」を夢見ようとする孤独な男たちのこころを、とらえてやまない不思議な「空間」がある。 世界に例のないこのホビーをつくりあげた日本文化とはなにか。 独創的な日本文化論。 [ 目次 ] 1 「盆栽」の諸前提(風光明媚論;二次元の世界;自然と文化;規範の呪術性;日本社会のプロトタイプに関する1つの仮説) 2 具体的課題としての「盆栽」(盆栽への情熱;盆栽の歴史にかえて;盆栽の現代的諸相;盆栽のいわゆる理論;盆栽の意味) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

関連ワードから探す