1,800円以上の注文で送料無料

邪宗門(下) 朝日文芸文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

邪宗門(下) 朝日文芸文庫

高橋和巳【著】

追加する に追加する

邪宗門(下) 朝日文芸文庫

定価 ¥1,015

990 定価より25円(2%)おトク

獲得ポイント9P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞/
発売年月日 1993/07/01
JAN 9784022640055

邪宗門(下)

¥990

商品レビュー

4.5

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2017/05/12

著名人がこぞって大絶賛する大著。プライベートでも酒場で中森明夫氏が、熱っぽく語ってるのを聞いた覚えがある。 ゴールデンウイークを丸々費やして読了。10年前くらいに宮台真司と北田暁大の対談本に出てきて興味を持ち、朝日文庫の方を古本で見つけて買ったんだよなぁ。何度か挫折した覚えがある...

著名人がこぞって大絶賛する大著。プライベートでも酒場で中森明夫氏が、熱っぽく語ってるのを聞いた覚えがある。 ゴールデンウイークを丸々費やして読了。10年前くらいに宮台真司と北田暁大の対談本に出てきて興味を持ち、朝日文庫の方を古本で見つけて買ったんだよなぁ。何度か挫折した覚えがあるが、今回は第1部の終わりあたりから一気読みだった。 宗教弾圧をモチーフにして、戦前から戦後までを描く群像劇だが、テーマ、文体、構成どれも見事で読んでいて何度も背筋と目頭にきた。 漢語や思想の難しさはあるとはいえ、ライトノベルや漫画か思えるほどキャラ造形がよくできていて、珍しく映像化、マンガ化されたものも読みたいと思った。阿礼なんて完全にツンデレだしなぁ。個人的には堀江民代、有坂卑美子の2人が印象的だった。シーンだと第1部の終わりから第2部の最初、文磨が炭鉱で働き始めたあたり、ポナペ島に飛ばされた有坂、敗戦後の満州あたりか。 読み終わったあと、余りのすごさに唖然として当分、他の小説を読むときのハードルが100倍くらい上がるなと感じた。こんなに圧倒的な小説は読んだことがないし、実際これを超えるよな読書体験ができる作品は死ぬまでにあと数冊くらいだろうと思う。

Posted by ブクログ

2016/01/11

 以前、途中で挫折したものと思っていましたが、再読に当たると思います。著者の、圧倒的なかつ粘り強い描写力に、ただただ驚きを覚えています。宗教的というよりも、社会的思想の具現化と思想実験の試みでした。丸ごと昭和史の底部を描き切っています。昭和を懐かしむ風潮がある昨今、その生々しい息...

 以前、途中で挫折したものと思っていましたが、再読に当たると思います。著者の、圧倒的なかつ粘り強い描写力に、ただただ驚きを覚えています。宗教的というよりも、社会的思想の具現化と思想実験の試みでした。丸ごと昭和史の底部を描き切っています。昭和を懐かしむ風潮がある昨今、その生々しい息吹を感じ、身近に思い起こすよすがに、その基礎資料として推薦したい気持ちです。今でも、大本教には関心を持っていますが、社会に対して一人立ち上がり、時代の全てに対して一度戦いを挑む、そんな宗教的人物にも十分目配りがされているのにも驚きです。

Posted by ブクログ

2012/10/08

(間借りです) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「邪宗門(下)」高橋和巳著、講談社文庫、1972.05.15 p605 ¥280 (1979.07.29読了)(1975.11.03購入) *本の表紙より* 〝世直し〟の思想をもった集団が天皇制国家の下に出...

(間借りです) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「邪宗門(下)」高橋和巳著、講談社文庫、1972.05.15 p605 ¥280 (1979.07.29読了)(1975.11.03購入) *本の表紙より* 〝世直し〟の思想をもった集団が天皇制国家の下に出現したとき、国家の壁との衝突は必然となる―理想の社会を求めて一度は滅び、再び立ち上がる革命の夢想を、日本の現代精神史を踏まえつつ、強靭な思索力と独特の文体で、著者のすべてを注ぎこんで描き切った壮大な叙事詩。 ☆高橋和巳さんの本(既読) 「我が心は石にあらず」高橋和巳著、新潮文庫、1971.06.21 「邪宗門(上)」高橋和巳著、講談社文庫、1972.04.15 「黄昏の橋」高橋和巳著、新潮文庫、1975.10.30

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品