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街道をゆく(31) 愛蘭土紀行2 朝日文芸文庫

司馬遼太郎【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞/
発売年月日 1993/07/01
JAN 9784022640024

街道をゆく(31)

¥220

商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2010/05/28

愛蘭土でアイルランド…

愛蘭土でアイルランドとは思いませんでした

文庫OFF

2010/05/28

石また石の島アラン島…

石また石の島アラン島の描写が圧巻。「指のひとふしか二節」しか土壌がない畑を耕し、荒れる海に命がけで出て生活する人々の記録にはただただ圧倒されます。シリーズの中でもおすすめの作品です。

文庫OFF

2020/09/28

懲りずに家で「アーサー、アーサー」言っていた晩夏のある夜、夫がやおらスマホを差し出し、電子書籍の画面を見せてきた。 「アーサー」にマークがついている。検索結果らしい。 その本は司馬遼太郎『街道をゆく 愛蘭土紀行』。 「(自分はゲームは基本的にしないが)なんでアーサー王って聞いたこ...

懲りずに家で「アーサー、アーサー」言っていた晩夏のある夜、夫がやおらスマホを差し出し、電子書籍の画面を見せてきた。 「アーサー」にマークがついている。検索結果らしい。 その本は司馬遼太郎『街道をゆく 愛蘭土紀行』。 「(自分はゲームは基本的にしないが)なんでアーサー王って聞いたことあるんだろうと思ったら、接点はここだった」と夫。深く頷く私。 私が司馬遼太郎を読むようになったのは20代半ば以降だが、この10年ずいぶん楽しく「なるほど」させてもらってきた。そんな司馬さんがアーサー王伝説に言及しているというなら、読まないわけにはいかない。むしろなぜいちばんにそこにあたらなかったのか、と自分の頭を小突くべき事態だ。慌てて読んだ。 読んでみたら、アーサー王そのものへの言及箇所は期待したほど多くはなかった。とはいうものの、いきなり冒頭から 「ラテン系とは?ゲルマン系とは?ケルト人とは?」 という問いで始まるものだから嬉しくてテンションがあがった。なぜなら、振り返れば私がアーサー王に深入りするきっかけになった問いが「サクソン人ってだれ?」だったから。 さらに、ケルト文化が妖精や魔法といったいわゆる"西洋ファンタジー"の源泉かもねということも、折に触れ何度も語られており、読むべき時に読んだという満足感をたっぷり味わえる読書となった。 司馬さんがアイルランドを訪れた、この本の「今」は、2020年からするとすでに30~40年前なので、古びたところも当然あるのだろうが、下記もろもろの話題について一般常識ゼロで読んだので、私にとっては(アーサー置いといたとしても)とても勉強になった。 ・アイルランドが英国にどれだけ虐げられてきたかという歴史の話。 ・カトリックとプロテスタントの話。プロテスタントは自助(最近もどっかで聞いたな)の精神、資本主義、合理性。カトリックは告解さえすれば救われる、あとは教会にお任せ。そして英国聖公会は、両者の折衷。ピューリタンは英国聖公会の清浄化を掲げた一派(ここでは汚辱=カトリック、清浄=プロテスタント)。雑にいうとそんな理解。 ・アイルランドの、英国とプロテスタントとに対する怨恨と憎悪。それと近現代史や経済についての考察。 ・19世紀以降の、アメリカへの大量移民。ケネディも。ハロウィンも元はケルト文化だが、アメリカのお祭りかのようになっていまや日本でも(なんてことまでは司馬さんは書いてないけど)。 ・ハリウッド映画などで描かれる「典型的アイルランド人」像とはという話。古ヨーロッパ人ともいうべき「ケルト人」由来であるという先天的なところと、英国から搾取され続けた歴史により培われた後天的なところと。 ・アイルランドといえば文学の国、という話。ジョナサン・スウィフトやら、ジェイムズ・ジョイスやら。 ・ケルト人が信仰していたドルイド教という土着信仰が、キリスト教の進出により追いやられたものの、アイルランドの地では抹殺はされなかった。そうした古い信仰対象だった八百万の神的なものが、妖精だとかゴブリンだとかになって存在し続けている。

Posted by ブクログ

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