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理科学習の心理学 子どもの見方と考え方をどう変容させるか
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理科学習の心理学 子どもの見方と考え方をどう変容させるか

ショーン・M.グリン, ラッセル・H.イェーニィ, ブルース・K.ブリットン【著】, 稲垣成哲, 中山迅, 世波敏嗣, 松原道男, 吉田淳, 中山玄三【訳】, 武村重和【監訳】

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理科学習の心理学 子どもの見方と考え方をどう変容させるか

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋館出版社/
発売年月日 1993/07/30
JAN 9784491010403

理科学習の心理学

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2010/05/13

 本書は翻訳書で、原書は1991年に刊行されています(文末参照)。 理科教育における構成主義学習論に関する論文集として、もはやこの分野における古典的な著作と言ってよいでしょう。  第1部は「理科学習のための枠組み」と題され、理科教育の分野での構成主義学習論について、全体像が概観...

 本書は翻訳書で、原書は1991年に刊行されています(文末参照)。 理科教育における構成主義学習論に関する論文集として、もはやこの分野における古典的な著作と言ってよいでしょう。  第1部は「理科学習のための枠組み」と題され、理科教育の分野での構成主義学習論について、全体像が概観されています。この分野の(当時の)代表的な研究が取りあげられ、構成主義学習理論に基づく理科教育のあり方や、児童・生徒の概念変容のモデルなどについて解説されています。  第2部は「概念の発達と理科学習」と題され、物理概念、化学概念、天文学の概念、生命科学の概念のそれぞれ(日本風におおざっぱにまとめると「物化生地」)について、分野別のもう少し具体的な観点から関連研究のレビューがなされています。  第3部は「理科学習のための方法とメディア」と題され、全章までとはやや異なった視点からのアプローチがなされています。この中でも、「アナロジーによる教授モデル」を解説している第10章は必読だと思います。  このように幅広い内容が取りあげられている本書は、理科教育における構成主義的学習論について、当時の第1級のテキストブックであったと言えます。そして現在でも、むしろ古典(基礎的文献)として、その価値は衰えていないと思います。ただし、本書以降の理科教育学の発展については、当然ながら別の形でのフォローが必要になることには注意が必要です。また、専門書であり、かつ翻訳書でもあるため、決して読みやすい本ではありません。  何にせよ、本書や同時期の関連書に取りあげられた諸外国の研究動向が日本の理科教育に与えた影響は、一般にはあまり意識されていないものの、非常に大きいものがありました。  最後に、本書の原書について紹介しておきます。  Glynn, S.M., Yeany, R.H., and Britton, B.K. (ed.), 1991, The Psychology of Leaning Science, Lawrence Erlbaum Associates,Inc.

Posted by ブクログ

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