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人間フルトヴェングラー エリザベット夫人にきく素顔の巨匠 朝日文庫
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人間フルトヴェングラー エリザベット夫人にきく素顔の巨匠 朝日文庫

志鳥栄八郎【著】

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人間フルトヴェングラー エリザベット夫人にきく素顔の巨匠 朝日文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞/
発売年月日 1993/03/01
JAN 9784022607560

人間フルトヴェングラー

¥220

商品レビュー

5

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2013/09/26

現在、CD等で聴くことのできる指揮者では、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、シューリヒト、ワルターが至高の存在であろう。本書は、著者がエリザベット夫人とのインタビューを元に構成したフルトヴェングラー伝である。フルトヴェングラーは、まさしく典型的な前世紀型の指揮者であり、文...

現在、CD等で聴くことのできる指揮者では、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、シューリヒト、ワルターが至高の存在であろう。本書は、著者がエリザベット夫人とのインタビューを元に構成したフルトヴェングラー伝である。フルトヴェングラーは、まさしく典型的な前世紀型の指揮者であり、文字通りに不世出の存在である。ことにベートーヴェンにおいては、まったく他の追随を許さない。我々はフルトヴェングラーによってこそ、ベートーヴェンを真に実感する。1951年バイロイトの第9のコーダの狂奔こそがベートーヴェンなのだ。

Posted by ブクログ

2011/11/15

全体として、決して満点という本ではないが、ところどころで、フルトヴェングラーの精神の至高さと思想の深みが感じられ、読んでいて胸が熱くなる。 また、客観的な伝記ではなく、あくまでも、志鳥さんの目から見たフルトヴェングラーなのだが、感動を伝えるにはこういう記述しか無かったとも思え...

全体として、決して満点という本ではないが、ところどころで、フルトヴェングラーの精神の至高さと思想の深みが感じられ、読んでいて胸が熱くなる。 また、客観的な伝記ではなく、あくまでも、志鳥さんの目から見たフルトヴェングラーなのだが、感動を伝えるにはこういう記述しか無かったとも思える。 あのヒトラー政権の中で、ドイツを去らず、音楽を愛し、求めたフルトヴェングラー。表面的に見れば、誤解もされうる。しかし、現実から安易に逃げなかった、という一点が彼の偉大な人格を決定づけていたのではないか。 私はどうか? 逃げるな。現実から学べ。そして、深め、変えていくのだ。自分も社会も。今だけではない。未来を信じろ。

Posted by ブクログ