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鍵のかかった部屋 白水Uブックス98海外小説の誘惑
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 1993/10/20 |
JAN | 9784560070987 |
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商品レビュー
4.1
52件のお客様レビュー
何をしてもかなわなかった幼馴染というのは、誰にでもいる存在かもしれない。敬服と信頼と少しだけ嫉妬も感じながら、いつも近くにいた。成人して長い間の交流中断の後、その友人が失踪した、との連絡が彼の妻から入る。語り手の「僕」はそれから彼のそれまでの人生に深く関わっていくことになる。彼の...
何をしてもかなわなかった幼馴染というのは、誰にでもいる存在かもしれない。敬服と信頼と少しだけ嫉妬も感じながら、いつも近くにいた。成人して長い間の交流中断の後、その友人が失踪した、との連絡が彼の妻から入る。語り手の「僕」はそれから彼のそれまでの人生に深く関わっていくことになる。彼の妻と結婚し、彼が残した小説の出版と伝記の執筆をしながら、「僕」は彼から解放されることがない。言わば精神的奴隷だ。 自分という存在は何なのか、と問い続ける「僕」。失踪した彼の行動も同じく自分探しの旅なのだろう。その希求が家族への愛も超越している点が、深い孤独を感じさせる。 ストーリ展開の面白さも、人間観察の筆致も、オースターの「NY三部作」の中で一番、と思う。
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今までの二作とはひと味違う、ニューヨーク三部作の最後に相応しいラストだった。ほんの少しだけ希望の光が遠くに見えるみたいな。 過去作のキャラクター名が(別人だけど)結構出てくるのも面白い。 「冬の日誌/内面からの報告書」を先に読んでいたので「僕」とファンショー両方の描写に筆者や筆者...
今までの二作とはひと味違う、ニューヨーク三部作の最後に相応しいラストだった。ほんの少しだけ希望の光が遠くに見えるみたいな。 過去作のキャラクター名が(別人だけど)結構出てくるのも面白い。 「冬の日誌/内面からの報告書」を先に読んでいたので「僕」とファンショー両方の描写に筆者や筆者の周りの人たちの実体験が盛り込まれてることが分かったから尚更2人の境界が曖昧になっていくように感じてとても楽しめた。
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『幽霊たち』を読み、ニューヨーク三部作が気になって手に取った。作中で述べられている通りこの2作は同じテーマで書かれているので構成はそっくりだが、『鍵のかかった部屋』の方がかなり具体的だ。 自分と向き合う度「お前は今まで何してたんだ?」と問いかけてくる幽霊。そいつを取り殺すことはで...
『幽霊たち』を読み、ニューヨーク三部作が気になって手に取った。作中で述べられている通りこの2作は同じテーマで書かれているので構成はそっくりだが、『鍵のかかった部屋』の方がかなり具体的だ。 自分と向き合う度「お前は今まで何してたんだ?」と問いかけてくる幽霊。そいつを取り殺すことはできないが、そいつに取り殺されるのはたやすい。ぎりぎりのところで踏みとどまり、現実に帰ってきた主人公はすごい。
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