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日本文学史 講談社学術文庫
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日本文学史 講談社学術文庫

小西甚一【著】

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日本文学史 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1993/09/10
JAN 9784061590908

日本文学史

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商品レビュー

4.6

8件のお客様レビュー

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2024/08/13

通っている大学の文学部の教授たちが押し並べて絶賛していたのを覚えていて、なんだか教科書的な堅苦しさを感じてなかなか食指がのびなかったのだけれど、いざ読んでみると、この小西甚一という碩学は意外とロマンチストで、チャーミングな部分がありおもしろい。この本における基本的な文学史における...

通っている大学の文学部の教授たちが押し並べて絶賛していたのを覚えていて、なんだか教科書的な堅苦しさを感じてなかなか食指がのびなかったのだけれど、いざ読んでみると、この小西甚一という碩学は意外とロマンチストで、チャーミングな部分がありおもしろい。この本における基本的な文学史における分類方法である「雅」と「俗」についての説明の部分(15-18頁)など、人文書でこのような詩的な文章があるのかと驚くほどにポエジーに満ちている。他にも、思わずなるほど!と膝を打つような記述が満載で、すぐにページが鉛筆で引いた線で埋まってしまう。

Posted by ブクログ

2019/04/07

日本文学の特徴を「俗」と「雅」に分類して、その変遷を読み解いたのが本書。著者の文章は非常に読みやすく、大学のゼミの授業を受けているような、懐かしい気分にさせられる。 巻末のドナルド・キーン氏の解説を先に読めば、より理解が深まったに違いないと思わせられた。

Posted by ブクログ

2019/01/27

日本文学の歴史を雅と俗を中心とした区分に分類。古代=俗、中近世=雅、近代以降=別種の俗。古代における俗なる表現は純粋に日本的表現。文芸の流れがどのように変転しても、根底が変わることがない。普段は表面上にあがらないが、上層文芸が動脈硬化を起こすとき、そこからわき上がって新生の契機と...

日本文学の歴史を雅と俗を中心とした区分に分類。古代=俗、中近世=雅、近代以降=別種の俗。古代における俗なる表現は純粋に日本的表現。文芸の流れがどのように変転しても、根底が変わることがない。普段は表面上にあがらないが、上層文芸が動脈硬化を起こすとき、そこからわき上がって新生の契機となる。という説。単なる概説ではなく、日本文学の本質を独自の視点で指摘した好著。

Posted by ブクログ

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