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日本文学史 講談社学術文庫
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日本文学史 講談社学術文庫

小西甚一(著者)

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日本文学史 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1993/09/10
JAN 9784061590908

日本文学史

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商品レビュー

4.5

11件のお客様レビュー

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2026/05/29

文化史は「暗記もの」だった。作品名・作者・成立年代・粗筋を押さえて通過だった。歴史の背景が教科書以上の深みを持って現れた。これまで何となく覚えていた点同士が線となって輪郭が出てきた。知識が使えて楽しい。 時代区分には意味がある。社会や政治、経済の変遷と共に文芸も変化していく。流...

文化史は「暗記もの」だった。作品名・作者・成立年代・粗筋を押さえて通過だった。歴史の背景が教科書以上の深みを持って現れた。これまで何となく覚えていた点同士が線となって輪郭が出てきた。知識が使えて楽しい。 時代区分には意味がある。社会や政治、経済の変遷と共に文芸も変化していく。流行り廃りは当然あっても、低俗・高尚も時代と共に変容する。 最も感銘を受けたのは「既に存在する表現」という概念だ。古の貴族的な要素のリスペクトであり、それが新しい文芸の品を高めたり、足を引っ張ったりする。 「型」というのも大事な概念だ。パクリとはまた違う。「お約束」に近いのかも。『水戸黄門』とか『忠臣蔵』とかドリフとか『ヤッターマン』とかロケット団とか。何回同じことやってんだよと思いつつも、全国共通で通じる話というのは偉大だったのだ。

Posted by ブクログ

2025/05/24

メモ 西郷信綱的な未明の集団歌謡発生期を「萌芽時代」としてまとめている。英雄的世界と口誦の民謡的世界、それから大和集団の和歌的世界が発展して、シナ的な漢詩との折衷があり、個人の表現とともに分裂しない情景の一致が独特な歌風となっていることを説く。 序にあるような、「雅俗」の分類...

メモ 西郷信綱的な未明の集団歌謡発生期を「萌芽時代」としてまとめている。英雄的世界と口誦の民謡的世界、それから大和集団の和歌的世界が発展して、シナ的な漢詩との折衷があり、個人の表現とともに分裂しない情景の一致が独特な歌風となっていることを説く。 序にあるような、「雅俗」の分類による日本文学史の構想は、古代についてはまだ見えないが、その端緒する世界観の違いに触れているといったところ。 続きはまたの機会に読んでいく。 一端積読。

Posted by ブクログ

2024/08/13

通っている大学の文学部の教授たちが押し並べて絶賛していたのを覚えていて、なんだか教科書的な堅苦しさを感じてなかなか食指がのびなかったのだけれど、いざ読んでみると、この小西甚一という碩学は意外とロマンチストで、チャーミングな部分がありおもしろい。この本における基本的な文学史における...

通っている大学の文学部の教授たちが押し並べて絶賛していたのを覚えていて、なんだか教科書的な堅苦しさを感じてなかなか食指がのびなかったのだけれど、いざ読んでみると、この小西甚一という碩学は意外とロマンチストで、チャーミングな部分がありおもしろい。この本における基本的な文学史における分類方法である「雅」と「俗」についての説明の部分(15-18頁)など、人文書でこのような詩的な文章があるのかと驚くほどにポエジーに満ちている。他にも、思わずなるほど!と膝を打つような記述が満載で、すぐにページが鉛筆で引いた線で埋まってしまう。

Posted by ブクログ

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