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恋愛願望 人はなぜ恋をするのか PHP文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHP研究所/ |
発売年月日 | 1993/11/15 |
JAN | 9784569565958 |
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恋愛願望
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商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イマドキの女性が書くエッセイとは、ちょっと雰囲気が違う。 読んでいて、結構面白かった! *・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・* 自分の中にいる、それまで知らなかった自分、自由にならない自分というのが、無意識の自分なのです。だから、恋愛するということは、自分の中の無意識の領域に触れることです。<74頁> 恋愛の醍醐味は、カーッとなってしまって自分を捨ててしまうところにあるのです。自分を捨てられる相手を見つけることがすばらしいことなのです。<78頁> 「征服されたい」という心理、これは依存の心理なのです。甘えたい、依存したいという気持ちが極端になったのが、征服されたいという気持ちです。マゾヒスティックな心理ともいえます。マゾヒスティックな心理には、誰かに支配されることで依存できる安心感があります。そういう意味では、サドとマゾというのは、支配と依存の問題なのです。<102頁> 恋愛というのは、自分の意思に反してはじまってしまうのですから、現実の面からいえば、一種のつまずきなのです。でも、このつまずきによって、人生を深く生きることができるのです。<136頁> *・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・* 良くも悪くも恋愛は、”自分を捨てる”。 だからこそ、今まで自分が築きあげてきた「自我」に固執している、プライドの高い私は、恋愛体質ではないのだと思う。恋愛体質の人間は、恋のお相手によって柔軟に自分を変えることができたり、また変わった自分自身に抵抗がなかったりで、そういう意味で強いなぁと思う。 柔軟に自分を対応させられるけれども、一方で揺らがない信念とか、譲れない部分を自覚している人が格好よくみえるのかもしれない。 人は年をとればとるほどに、成長することがむずかしくなっていく。成長するっていうのは、自分を自分で変えていくことだから。そういう意味では、恋愛は、努力とは違うアプローチで、無意識的に自分で自分を変えていくことができる手段。いくつになっても恋愛をしているひとが若々しいのは、ある意味で当然ですね。
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