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恋愛願望 人はなぜ恋をするのか PHP文庫
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恋愛願望 人はなぜ恋をするのか PHP文庫

秋山さと子【著】

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恋愛願望 人はなぜ恋をするのか PHP文庫

491

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所/
発売年月日 1993/11/15
JAN 9784569565958

恋愛願望

¥491

商品レビュー

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2011/09/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

イマドキの女性が書くエッセイとは、ちょっと雰囲気が違う。 読んでいて、結構面白かった! *・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*  自分の中にいる、それまで知らなかった自分、自由にならない自分というのが、無意識の自分なのです。だから、恋愛するということは、自分の中の無意識の領域に触れることです。<74頁>  恋愛の醍醐味は、カーッとなってしまって自分を捨ててしまうところにあるのです。自分を捨てられる相手を見つけることがすばらしいことなのです。<78頁>  「征服されたい」という心理、これは依存の心理なのです。甘えたい、依存したいという気持ちが極端になったのが、征服されたいという気持ちです。マゾヒスティックな心理ともいえます。マゾヒスティックな心理には、誰かに支配されることで依存できる安心感があります。そういう意味では、サドとマゾというのは、支配と依存の問題なのです。<102頁>  恋愛というのは、自分の意思に反してはじまってしまうのですから、現実の面からいえば、一種のつまずきなのです。でも、このつまずきによって、人生を深く生きることができるのです。<136頁> *・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*  良くも悪くも恋愛は、”自分を捨てる”。  だからこそ、今まで自分が築きあげてきた「自我」に固執している、プライドの高い私は、恋愛体質ではないのだと思う。恋愛体質の人間は、恋のお相手によって柔軟に自分を変えることができたり、また変わった自分自身に抵抗がなかったりで、そういう意味で強いなぁと思う。  柔軟に自分を対応させられるけれども、一方で揺らがない信念とか、譲れない部分を自覚している人が格好よくみえるのかもしれない。  人は年をとればとるほどに、成長することがむずかしくなっていく。成長するっていうのは、自分を自分で変えていくことだから。そういう意味では、恋愛は、努力とは違うアプローチで、無意識的に自分で自分を変えていくことができる手段。いくつになっても恋愛をしているひとが若々しいのは、ある意味で当然ですね。

Posted by ブクログ

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