1,800円以上の注文で送料無料
ハッカーを追え!
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1222-03-03

ハッカーを追え!

ブルーススターリング【著】, 今岡清【訳】

追加する に追加する

ハッカーを追え!

定価 ¥3,182

220 定価より2,962円(93%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ASCII/
発売年月日 1993/11/20
JAN 9784756105462

ハッカーを追え!

¥220

商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/07/28

 もはや誰も覚えていないようなことだが、ハッキングを代表とするようなネット文化は電話から始まっている。つまり19世紀からだ。ちょっとおもしろかったのは、電報の発明時にフランスのとある博士が「(ひとびとを)アナーキーで軽薄にしてしまう」と憂慮していたこと。実際、電話システムが動き始...

 もはや誰も覚えていないようなことだが、ハッキングを代表とするようなネット文化は電話から始まっている。つまり19世紀からだ。ちょっとおもしろかったのは、電報の発明時にフランスのとある博士が「(ひとびとを)アナーキーで軽薄にしてしまう」と憂慮していたこと。実際、電話システムが動き始めた時、混乱を招いたとのこと。  ネットの権力は強大になった。GoogleにしろAmazonにしろ、一企業の枠組みを超えて公権力に匹敵するかのような状態になった。Twitterも公共性とともに語られることも少なくない。  先のフランスにおける憂慮は、本文中では「合理的中央集権政府の伝統を持つフランス」であることが遠因かのように書いてあるが、電話やネットは権力の位置を分散する。初期のハッカーがヒッピー文化と深いつながりがあることはよく知られているが、そのような反(脱?)権力志向はネットワーク技術に内包されていたといえる。  本書は90年代初頭の大規模なハッキング事件を主に取り扱っているが、いまでも示唆されることは多い。いまやハッキングは金銭を目的にしたような下品なものばかりだが(別に過去のハッキングが上品ともいえないが)、ネットそのものが権力となった以上、そうなるのもやむなしのように思う。 隔世の感があるのは、この本は最初期のハッカーに対する大規模な取り締まりについて書かれているが、その著者がSF作家であり、翻訳しているのもSFマガジンの編集長ということ。2023年、もはやインターネットからSFを連想するひとは限りなく少ないだろうが、こういう時代があったんだなぁとノスタルジックな気分にさえなる一冊だった。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す