よみかた絵本

戸田幸四郎【作・絵】

• 販売会社／発売会社: 戸田デザイン研究室
• 発売年月日: 1993/09/01
• JAN: 9784924710382

商品レビュー

2021/10/01

2歳4ヶ月
2歳になって、ほとんどのひらがなが読めるようになり、文を読む最初の練習にと思いましたが、まだ難しいみたいです。もう少ししたら、また挑戦させてみたい本です。

2021/02/24

字が読めるようになったら最初に一人で読める本かもしれません！
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文章を読む為には、かなりの速度で文字を読む力が必要です。ひらがなが読めるようになっても、まだまだ文字遊びなどをしながら楽しむ時間をたっぷり作って下さいね！
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そんな時にお薦め……文章が詩的でリズミカル、思わず声を出して読みたくなりますよ。
文章から広がる世界を想像しながらページをめくって見て〜!それは言葉の広がりでもありますね。
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この本は文章が50音順に展開していて、順番に1ページ目から読んでもOK、自分の読みたいページから読んでもOKなんです！
時にはしりとり遊びをしながらページをめくっても楽しいですよ！
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どのページにも、そのひらがなから始まる単語が書いてあります。そのページごとに一緒に言葉探しをしてみたらどうでしょう？

教室でも今日は「け」で始まる言葉を言ってね〜などと質問をすることがよくあります。
30秒以内に6-7個見つけられると良いなぁ〜と常々私は言っていますが……。
これは拡散思考の刺激になり、知能検査などでもよく求められることです。
まあ下心抜きで「ひらがな」をたっぷり味わって欲しいです、笑！
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#よみかた絵本
#とだこうしろう
#戸田デザイン研究室

2013/03/13

　友人夫婦の家に遊びにいったときにこの本がありました。夫婦の娘が１歳半をすぎ、そろそろことばにふれさせてみよう、と買ってきたそうです。せっかくなので私もいっしょに読み聞かせをすることに。

　題名のとおり、ひらがなとカタカナのよみかたを学ぶための絵本です。見開きごとに五十音順で仮名（ひらがなとカタカナ）がわりあてられ、右ページにはその仮名を頭文字にもつ単語やその仮名をふくむみじかい文章が、左ページにはその文章の情景をあらわすかわいらしい絵が描かれています。
　当の本人はさすがにまだ文字に興味がわかないのか、たんに飽きっぽいのか、絵のほうをゆびさしては喜んでばかり。とぶ鳥、ねむる猫、風船、ワンピースの女の子といった絵柄が、青や赤の原色から灰色、あずき色、ピンクといったたくさんの色でくっきりと描かれているので、（アンパンマンほどではないにせよ）子どもの目をひくのでしょう。
　けれども本人の好奇心をよそに、この本の魅力はことばの美しさのほうにあると思います。たとえば「え」のページでは、「えのぐを　まぜて」とは書かずに「えのぐを　といて」と表現するあたり、むしろ読み聞かせる大人のほうがはっとさせられるような清らかさにあふれています。
　私個人のお気にいりは「け」。

　　け

　　けいとの　あおと
　　けいとの　くろを
　　あわせて　あんだ、
　　おかあさんの
　　みずうみ。

　左の絵とあわせて読むと、ことばが心にとけてくる感じがします。こんなに奥ゆかしい“みずうみ”を、まさか絵本から教わるとは思ってもみませんでした。
　といった調子で、子どもにむかって読み聞かせるはずがいつのまにか大人自身が絵本に読み聞かせられているような懐かしい感覚に。もちろん大人むけの語感だけでなく、子どもにも楽しめる擬音語などが色とりどりのリズムでちりばめられています。親子でお気にいりのページをさがしてみるのも楽しそう。

　子どもひとりに学ばせておくより大人も一緒に声をだしてこその、すてきな絵本でした。こんど友人宅にお邪魔したときも、また懲りずにこの本をとりだし、一緒に読み聞かせられてみようと思います。