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わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡 中公文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論社/ |
発売年月日 | 1992/10/01 |
JAN | 9784122019454 |


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わが友マキアヴェッリ
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商品レビュー
4.2
12件のお客様レビュー
「悪名高き」思想家マ…
「悪名高き」思想家マキアヴェッリ、そして彼を通して語られる黄昏のフィレンツェ共和国・・・マキアヴェッリの伝記として、そしてフィレンツェ共和国の崩壊を描いた政治史として、楽しめる作品です。
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「君主論」で有名なマ…
「君主論」で有名なマキャヴェッリのお話。そのマキャヴェッリの人生を通じてフィレンツェの歴史を描いています。現代でも通じるリーダー論の傑作ですね。
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購入してから20年以上、積読していた600ページの重厚な文庫本。読み始めたら止まらなくなり、一気読み。さらに現在、マキアヴェッリとルネサンスがマイブームになっています。 本書は、著書『君主論』で「マキアヴェリズム」という忌まわしいイメージを伴って想起されてしまうマキアヴェッリの...
購入してから20年以上、積読していた600ページの重厚な文庫本。読み始めたら止まらなくなり、一気読み。さらに現在、マキアヴェッリとルネサンスがマイブームになっています。 本書は、著書『君主論』で「マキアヴェリズム」という忌まわしいイメージを伴って想起されてしまうマキアヴェッリの人生を描く「小説」。塩野七生さんは自身の著書『ローマ人の物語』について評論ではなく小説と言っていますが、本作も「昭和63年度女流文学賞」を受賞した小説です。 本作の読みどころは何と言っても塩野七生さんがマキアヴェッリの著書、書簡を紹介しながら人間マキアヴェッリを解いていくこと。 例えば -青年マキアヴェッリは当時の大学に進学できるほどの秀才ではなかった。したがい、彼はノンキャリアの官僚(第2書記長)であり、大卒でないために無視できないハンディを負わされた。 -そのため、マキアヴェッリはフィレンツェ社会の支配層には属しておらず、政治の現状に対する独特の批判的スタンスを得ることができた。また、その能力から政府に対して進言や提案を多く行い、多くが検討採用された。 -マキアヴェッリは陽気でお喋りで、飲む・打つ・買うが大好き、また良き夫、良き父親、仕事好きだった。また、マキアヴェッリは品の良い男ではなかった。友人に宛てた手紙の中に娼館もどきに行ったことが書かれているが読むに耐えない描写もある。 -金遣いも荒く、ギャンブル好きだった。イタリア文学史上、最も有名で美しい手紙のひとつとされているローマ法王大使ヴェットーリに宛てた手紙にも賭について書かれている。 本書の副題は『フィレンツェ存亡』。マキアヴェッリが生きた時代はメディチ家追放、サヴォナローナの神政と失脚、イタリア戦争という激動の時代。この激動の中でマキアヴェッリはフィレンツェ政府での立ち位置の確保、外交官(課長級)としての活躍、反メディチ家陰謀事件での逮捕と収監、43歳での隠遁生活、『君主論』ほかの執筆を経験します。 激動の時代に生きた人物を主人公にした小説は面白いことを我々は知っています。本書も例外ではなく、600ページの厚い文庫(新潮文庫版は3分冊)も一気読みでした。 『君主論』はハードルが高そうですが、本書を読んだらマキアヴェッリやルネサンスがマイブームになってしまいました。お勧めの1冊です。
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