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思想史としてのゴッホ 複製受容と想像力
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 學藝書林 |
| 発売年月日 | 1992/07/15 |
| JAN | 9784905640868 |
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思想史としてのゴッホ
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思想史としてのゴッホ
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近代の日本において、ゴッホという芸術家と彼の作品がどのようなかたちで受容されてきたのかということを明らかにし、そこに見られる問題について考察をおこなっている本です。 白樺派を中心に、芸術に人生をささげた偉大な人物としてのゴッホ像がくり返し語りつづけられてきました。しかしそれらの...
近代の日本において、ゴッホという芸術家と彼の作品がどのようなかたちで受容されてきたのかということを明らかにし、そこに見られる問題について考察をおこなっている本です。 白樺派を中心に、芸術に人生をささげた偉大な人物としてのゴッホ像がくり返し語りつづけられてきました。しかしそれらの賛辞の多くは、ゴッホの絵画の複製を通じて得られた所感を語ったものでした。もちろん、人びとが感動に打たれるきっかけはさまざまです。複製にはベンヤミンのいわゆる「アウラ」が感じられず、それを通じて得られた感動は偽物だと断じることなどだれにもできません。しかし著者は、複製であることにいっこうに頓着しないような、西洋の「芸術」の受容のありかたとは、いったいなんだったのかという問題を提起し、近代の日本人がのこしたゴッホにまつわる言説をていねいにひもといていきます。 ゴッホの作品と人生を賛美する芸術家や詩人たちは、彼らが思い思いに語る感動を得たあと、ある者はゴッホをテーマにした詩や歌をつくります。著者はこのような「芸術」の形成において、ゴッホの作品の直接的な反映と思われる内容が欠けていることから、「影響」ではなく「変成」と呼んでいます。べつの者は、詩を通してゴッホそのひとにたどり着こうとする「還位」と呼ばれる道をとり、さらにはゴッホへの賛辞を送りながら、やがてそのことをいっさい顧みないでみずからの芸術を追い求める「廃立」の道をとります。このことは、彼らがゴッホへの感動を語っているにもかかわらず、彼らの「芸術」がゴッホの実像にいっこうに近づくことがなく、むしろゴッホを取り巻いているイメージの縁暈を紡ぎつづけて空転していることを意味しています。そして著者は、このようなオートマティックな「芸術」の運動こそが、近代日本の「芸術」の悲劇だったと考え、その中心にゴッホがいたと主張します。 なお、本書の半分にせまる分量があてられている「資料「ゴッホ経験」史への補注」には、近代日本におけるゴッホにかんする言説が収録されています。
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